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ロータス ヨーロッパ S2 年式不明
車検 30年4月 走行 67,000マイル(メーター数値) 備考 中古並行車 左ハンドル 4MT 複数オーナー  ヒーター
長さ 3980mm 1630mm 高さ 1060mm 重量 660kg 排気量 1560cc
取材日2016年7月11日

地を這うかのようなの形容がピタリとはまる、ロータスヨーロッパです。
バックボーンフレームにFRPによる軽量な仕上がりはエラン譲りの軽量がキーワード、そこにミッドシップレイアウトによる軽快なハンドリングが持ち味とも言えましょう。

今回ご紹介のヨーロッパはシリーズ2です。初期モデルシリーズ1から快適性の向上が計られ、後のツインカムモデルと比較し、よりクラシカルな雰囲気が望めます。年式は明らかではありませんが、仕様からして70年までの前期型と見ています。その特徴はシリーズ1ベースのレーシングモデル、かのタイプ47を模したルックスとしている点です。

ボディはそれに向け、レストアがなされいます。塗装は剥離、修正の後に全塗装が施されており、ドア内部も分解しドアシャフトも交換されているよう、各部のチリ合わせもしっかり行っているそうです。レストア後はまだ間もないため状態は良好です。ツヤも申し分なく、クラックや飛び石は見当たりません。ウエザーストリップも交換されているようです。作業はヨーロッパでは有名なショップで行われており、しっかりと仕上げられている印象です。

保管はシャッター付きの完全屋内です。

内装はオーナーさんの趣向が反映された仕様です。ウッドのインパネが特徴でもあるヨーロッパですが、こちらは金属製に作り直しました。メーター類、スイッチ類はレイアウト変更し、よりレーシーな雰囲気に仕上げています。シートは張り替えがなされていますので、キレイな状態です。センターコンソールも純正品にて交換しています。ステアリングはmomoのバックスキンに変更です。シートベルトは4点式で、それを留めるためのバーを増設しています。ダッシュ、ドア内張はオリジナルのままのようで、部分的に波打ちの状態があるのが確認できました。

エンジンに変更はありません。ルノー16からの流用のオリジナルユニットです。特別チューニングはされていない様子で、ノーマルスペックの認識です。コンディションは好調を維持しており、現在もこれと言った不具合は感じておりません。オーナーさんの使用環境の中では、これまでオーバーヒートの兆候はなかったそうです。オイル漏れは走らせた後に床に数滴垂れるようで、取材時の試乗後にもそれは確認できました。

ミッションも入りづらい事はないそうで、そもそも後のモデルの5速と比較しても操作はしやすいとの事です。

ホイールはワタナベで、前が13インチ、後が14インチと異径です。
タイヤは交換後間もないですので、山は十分です。

パワーウインドウは左右とも問題なく動作します。

距離は根拠となるものがありませんので、参考値として下さい。

ETCとレーダーはこのままお付け致します。

自動車税の未経過分及びリサイクル券の清算は不要です。

レーシングカー、特に60年代のその姿に強い思い入れを持つオーナーさん、タイプ47もその内の1台であるように、それをイメージして作ったのがこちらのS2です。オーナーさんの趣向として、クルマを走らせて楽しむのはもちろんあるのですが、それに加えてポイントとなるのがスタイリングとそこから醸し出される雰囲気、その背景には常にレースシーンがあり、それを存分に感じたいと言うもうひとつの楽しみがあります。つまり走らせていない時にはクルマをそばに置き、眺める事でその雰囲気に浸ると言うものです。その趣向に則り、今回選んだのがタイプ47をイメージしたS2でした。所々好みに合わせたモディファイを行い、その仕上がりには非常に満足のいく様子でした。もちろん眺めるだけのものではなく、走らせて楽しめるのも当然にあり、それを体感すべく近くを走らせていただきました。始動はプッシュボタン式に変更してあります。それを押してエンジンはすぐに目覚めました。アイドリングも安定しています。低い車高はまさに潜り込むような感覚で、しかし収まってしまうと窮屈さは感じず、クラシカルな雰囲気が待ち受けていました。ボディレストアの際には、チリ合わせもきっちりされているようで、ドアの開閉も非常にスムースです。まず目に入るインパネはあくまで好みですが、外観のイメージからすればウッドより、整然と並ぶメーター、スイッチ類は、こちらが合うように個人的には感じました。エンジンは爆発的な速さは望むべくありませんが、それでもスムースに回転が上がり、軽量ボディを心地よく加速させます。マフラーもノーマル形状だからでしょうか、サウンドもジェントルで周囲に気兼ねせずに済みそうです。ハンドリングはとにかくクイックとの事で、パワーを使い切ったひらりとコーナーを巡る走りが楽しめるそうです。60年代のレースシーンに思いを馳せ、郊外を軽快に走らせた後は、眺めて雰囲気を味わう。そんなオーナーさんの思いをかなえるS2に、共感を覚える方はいかがでしょうか。

実車は埼玉県日高市にあります。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD OUT
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こちらは純正の新品に交換。
 
レッドゾーンを上に向けるレイアウトもレーシーを意識しての事。
 
ウエザーストリップもしっかりしていました。
 
 
 
 
 
 
こちらのダッシュには生地の波打ちが確認できました。
Rタイヤは185/55-14
Fタイヤは175/60-13
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
普段はこの環境で保管されています。


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TEL/090−1657−4692(イケダ)

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