ホンダが誇るVTECエンジン搭載FRオープン2シーター、S2000のご紹介です。
オープンカーでありながら、クローズドボディ同等以上のボディ剛性が確保されており、その剛性は930スピードスター以上とも言われています。重厚感ある左右のドアーもツインビームが採用されており、安全性と共にスポーツカーとしての走行性能を実現したこのお車を2年前から所有されているオーナー様。
特別に無限のロールバーを取り付け、更に剛性の高まったボディーは大のお気に入りの様です。
しかし、最近では街乗りが中心になってきた為、VTECの一番おいしいパワーバンドを使う機会がなかなか無く、大切に楽しく乗って頂ける方を求めて今回の掲載となりました。
◆◆外装◆◆
綺麗なホワイトカラーのボディーはホンダの3コート塗装に更にオーナーがコーティングを施されておりますので、輝きも充分ですしヘコミ等のダメージも見当たりません。
基本的に車はノーマルで乗る主義なオーナー様。ホイールも勿論ノーマルでガリ傷も無く綺麗な状態です。
余計な演出感が無くシンプルなボディーデザインですが、所々に見られるプレスラインは、飽きさせないデザインですね。
◆◆内装◆◆
インパネ、ダッシュ、ドアトリムなど、目立つダメージは無く、とても良い状態でした。
インパネデザインは、走りに集中出来るようにシンプルデザインで纏められていますが、アナログでは無くデジタルメーターが採用されており、コーナーをパスする最中でも認識し易いようになっています。
シート後方にはディーラーで換装した無限のロールバーが設置され、オーナー拘りのボディ剛性向上に繋がっています。
滑りを気にして、スポーツカーではオールレザーシートを好まない方もいますが、ツルツルにもなっていないこちらのシートならば特に気になる事も無いでしょう。ランバーサポートに若干のシワがありますが、これは距離相応で全く気にならないですね。運転席の座面クッションはディーラーにて新品に交換済みです。
そして、ホンダディーラーにてホーンをレジェンドクラスの物交換されているそうで、音は上品なクラクションでした。
センターボックスを開けると、ディーラーで換装した純製CDデッキがあります。
◆◆機関◆◆
機関系のトラブルは今まで無く、今までのメンテは定期メンテをディーラーで必ず行われてきたようです。
ボンネットを開けると、インシュレーターもエンジンルームもとても綺麗な状態でした。
そして目に飛び込んでくるのがDOHC VTECの文字。
ホンダが誇る可変バルブタイミング・リフト機構が採用されたこのエンジンは、とてもやんちゃな性格で有名ですね。距離はまだ3万キロ前半ですので、今まで特に大きな重整備は行っていませんが、必ず定期的にディーラーにてメンテナンスされていますし、その際にはオイル交換も6カ月ごとに交換されていますのでので、VTECエンジンの状態も良好で不安材料は無いようです。
◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご好意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。
セル一発始動のエンジンは調子がよさそうです。
ご自宅からスタートし、大通りに出た瞬間にVTECのパワーバンドに入れて下さったオーナー。6000回転位からレッドまではあっという間に回ってしまいます。低回転ではトルク不足を感じるようですが、パワーバンドを上手く使うと、レスポンスの良さが活かされ、FR特有のオン・ザ・レール感いっぱいの走行が楽しめます。高回転域での振動も極最小限で、『ミシリ』とも聞こえないほどの剛性の高さも実感出来ました。
最近は街乗りしか機会が無くなってしまって残念だと仰った意味が実感できました。
運転する楽しさはこの車、ピカイチだと思います。実際私、運転したくてしょうがなかったですから(笑)
◆◆取材を終えて◆◆
生産終了迄に約11万台以上も販売されたS2000。販売当時はその定価に対して割高感を持つ人も少なく無かったと聞きますが、その高いボディー剛性とエンジンが発揮する走行性能が評価された結果なのでしょう。
私はバイク好きの一人なのですが、そのせいか車も風を感じられるオープンスポーツが好みです。
ショートストロークのシフトをカコン!カコン!しながら、S2000でオープンエアを楽しみつつ、箱根辺りを走りたい気分になりました。
◆◆平成27年4月更新◆◆
早期売却目的の為値下げを行いました。
新たにオーナーになって頂ける方には、エンジンオイル交換を行ってからお渡しさせて頂きます。
程度の良いS2000を是非ご覧になって下さい。
なお、リサイクル券の全額負担と、自動車税の月割り負担をお願いいたします。
保管場所 東京都
また、現在もコンディション維持で使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。