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ホンダ S600
1965
年式
車検
26年10月
走行
87,771km
備考
約40年間所有、横浜 53ナンバー、外装オリジナル
長さ
3300mm
1400mm
高さ
1200mm
重量
720kg
排気量
606cc
取材日2013年9月13日

★ホンダ S600に関して
S600(略称エスロク)は、1964年3月〜1965年12月に生産されたFR・2シーターのオープンスポーツで、2輪やフォーミュラカーで培われた技術を元に、独特のアイデアやメカニズムが盛り込まれた車両である。
9,500rpmからがレッドゾーンと言う、F1と同じ設計を取り入れた超高回転型エンジンは、当時の日本車としては珍しいDOHCと4連キャブレターを装備し、606ccの排気量から、最高出力57PS/8,500rpm、最大トルク5.2kgf•m/5,500rpmを発揮し、4速MTを介して最高速度145km/hに達した。
駆動方式はFR、サスペンションはフロントはダブルウィッシュボーンで、リアはトレーリングアームである。
チェーン駆動によりアクセルペダルを踏み込めばリアが持ち上がり、戻せば沈み込む挙動を特徴としている。

■当車について
1974年に個人売買にて購入し、以来約40年間転居等でナンバーの変更があったが 1984年より現ナンバー(横浜53)となっている。オーナー歴不明、取説・整備マニュアル関連あり、雨天時は使用せず、整備記録は現オーナー時のみあり、屋内駐車場にてボディカバーを掛けて保管、事故歴・修復歴なし、4速MT、ヒーター、ラジオ、初年度登録1966年

■エクステリア
外観はオールペイントされていますが、オリジナルを踏襲しています。
3年程前に全剥離して、オールペイントされたボディは艶があり、またその際に再メッキされたメッキ類も綺麗です。
ただ残念ながら、ボディの一部に浮きが出て来てしまっており、メッキにもブツブツが出てしまっている箇所があります。
幌は購入した当初にワンオフで作ったとの事ですが、サイドの部分が縮んでしまったため途中で治しています。なお雨天時は乗らないとの事ですが、サイドから雨漏りしてしまうと思います。
スクリーンは多少曇っていますが、割れは無く、折り畳む事も出来ます。ただリアの取り付け部分のステーの穴が錆びて、ボルトが取れてしまいますので、ここは交換した方が良いかもしれません。
またワンオフのトノカバーもありますが、作りはしっかりしています。

■インテリア
車内はシートとドアパネル、リアトレイは元は赤だったそうですが、黒に交換されており、擦れや破れはありません。
その他はオリジナルのままとの事ですが、年式相応のヤレがあります。
シンプルな計器類は全て正常に動き、当時のままのAMラジオも受信可能で、電波のオートキャッチ機能は動作はしますが、電波を捕まえられません。
左側のバイザーは落ちて来てしまいますので止めてあります。

■エンジン・整備関連
4連装のCVキャブはぐずる事無く、エンジンをスタートさせ、温まって来ると、1200rpm程度でアイドリングします。
キャブはOHされており、セミトラと今時の電磁ポンプが装備されています。
エンジンは車検証上では606ccですが、購入時にOHした際にボアアップしているかも知れないとの事です。(記録はありません)
エンジンは現在でも9500rpmまできっちり回ります。(走行動画を参照して下さい)

走行距離の87,771kmは確証はありませんが、実走行であろうとの事です。
整備記録は現オーナー時のものは全てありますが、直近のもので金額が大きいものを抜粋すると下記の通りです。

【2006.10.25/車検、617,443円】
・EXマニフォールド交換
・マフラー修理
・クラッチ修理
・フューエルフィルター交換
・プラグカバー交換
・エンジンルーム、足回り、ホイール塗装
・キャブレター修理
・ブレーキマスターシリンダー交換
・サーモスタット交換
・クラッチ交換

【2010.6.30/86,351km、775,067円】
・オールペイント&再メッキ関連

現状は特に問題は無いそうですが、ドライブチェーンとオイルパン周辺に若干オイル滲みがあります。

■オーナーさんより一言
個人売買で購入してから約40年間、家の他の車は何台も変わりましたが、このエスだけは乗り続けて来ました。
出来れば乗り続けたいのですが、身体の調子があまり良く無いため、止む無く手放す事にしました。
整備マニュアルやパーツ類も全てお付けしますので、このエスを大事にして頂ける方にお譲りしたいと思います。

■エンスーの杜取材担当者の私情インプレ
オーナーさんのご好意により、同乗走行させて頂きましたが、40年来の付き合いのある相棒を手足のように乗りこなして走らせていました。

固めのサスは路面の凹凸をひろいますが、レッドゾーンの9500rpmまで回るホンダらしいフケの良いエンジンは健在でした。
トルクが低い故のギクシャクした動きも無く、今時の車には無い、常用域の40〜70km/h位で楽しめるキャラクターを持っていますので、街中でもそのフィーリングを味わえると思います。
直近の数年でかなり手を入れていますので、出来れば横浜ナンバーを引き継いで、乗り続けて頂きたい逸車です。

■お問い合わせに際して
・車両は神奈川県横浜市にあります。
・記事内容はオーナーさんのコメントをもとに作成したものですので、整備記録の有無、修復歴、関連書類などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
・記述している状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事との相違があったり、ご自身の主観との差異が生ずる場合があります。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお冷やかし防止のため、現車確認は購入を前提にお考えの方のみとさせて頂きます。

■購入される場合
・車両代金 
・自動車税未経過分(32,400円)を購入月の翌月より3月までの分を月割り清算でお願いします。
・リサイクル料(4,400円)の全額負担をお願いします。
※個人売買のため、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。

 SOLD OUT
1 2
オリジナルの状態を保っている ボディはオールペイントされている
3 4
アンテナは手動 ボンネットのオリジナルのエンブレムはくすんでいる
5 6
冬場のツーリングには最適 ナンバーは横浜53
7 8
メッキ類は全て再メッキされている ボンネットは逆アリゲーター式で空く
9 10
ネックの部分が特徴的なミラー ウエザーストリップ状態は良好
11 12
オリジナルのスチールホイール 幌のサイドは縮んでしまっている
13 14
サイドシルの塗装の浮き スクリーンの状態は良好
15 16
バックランプは未装備 ウインカーはブレーキランプ部分が点滅する
17 18
トノカバーをフルに掛けた状態 右フロントサス周辺
19 20
左サイドのアンダーパネル 殆ど錆が無い下回り
21 22
ドア下は問題なし シートとドアパネル、リアトレイは赤から張替え
23 24
オリジナルのステアリングは外して保管 ほぼオリジナルのままの車内
25 26
レッドゾーンは9500rpm、87,771kmのオドは実走との事 ラジオは聴く事が出来る
27 28
幌の留め金の部分に錆がある 9500rpmのレッドゾーンまでしっかり回る
29 30
OHの際にボアアップされているとの事 型式はAS285
31 32
純正のジャッキも完備 当時物のリボンタイヤであるが使用には厳しい模様
33 34
貴重なサービスマニュアル オールペイントの際の写真
  再生ボタンをクリックするとこの車の動画がご欄になれます。
なお高画質、大画面でご覧になりたい場合は動画の画面の右下にある「YouTube」の ボタンをクリックすれば別の画面で見る事が出来ます。


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 神奈川
TEL/080−4377-0093 真板(マイタ)まで

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