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取材日2009年11月18日 |
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このマスタングは、VINからカリフォルニアのSan Jose工場でラインオフしていることが確認できます。 オーナーズマニュアルに初代オーナー(アメリカ人)の名前と住所が記載されており、初代オーナーはカリフォルニア州在住であったことが分かりました。 その後の変遷は不明ですが、2003年に日本へやって来るまではおそらく、雨が少なく乾燥しているカリフォルニア州にあった個体ではないかと、現オーナーさんは推測されています。 そのぐらい、ボディの状態は良好です。 日本に来てからは現オーナーさんが2オーナー目となります。 【外装】 外装は、クリームっぽいオフホワイトに全塗装されています(元色はブルーメタリック)。 塗装は、アメリカで行われたもののようです。 また、現オーナーさんが2007年8月にガラス系のボディーコーティングを施工され、艶は十分あります。 その後、ほとんど屋根下にて保管されてきたことで状態は比較的良いです。 大きなヘコミ・キズはなく、年式からすると十分綺麗な状態ですが、小傷や細かな錆・塗装浮きが多少存在しました。 また、フロントウインドウにワイパー傷があります。 ホイールは、シェルビーでも定番のアメリカンレーシング・トルクトラストD。 センターキャップも4枚共付いています。 タイヤはBFGoodrichのラジアルT/A(205・60・15)。 リアウインドには社外品のウインドウルーバーが装着されています。 ハードトップでは珍しいのではないでしょうか。 夏場、リアシートに乗る人への直射日光を遮ってくれるそうです。 車内から後方への視認性も全く問題ないとのこと。 このルーバーはラッチによってワンタッチで開閉しますから、リアウインドウのの掃除も容易にできます。 ヘッドライトはHID(BELLOF・4300K ※ハイビーム・ロービーム共)に換装されています。 テールランプはダコタデジタル製のLEDランプへ換装。電球に比べて明るく、点滅も明確です。この時代のマスタングは赤色点滅ウインカーですから、後方への視認性アップをはかるために現オーナーさんが交換されたそうです。 【内装】 内装は、ブラックバイナルで統一されたポニーインテリアです。 ダッシュボードに割れは見られません。現在も専用のカバーを常に付けているので、紫外線に当たらないようにしています。 経年劣化で天井内張やシート等へ部分的にほつれや破れがありますが、現オーナーさんは「見てくれは後回し」ということで、補修シートを貼ることで済ませているそうです。どうしても気になる方は交換してもいいでしょう。 初代マスタングの場合、アメリカには交換用リプロパーツが豊富にラインナップされていますので、じっくり直していくのも楽しみです。 内装で一番目を引くのはメーターパネルでしょうか。ダコタデジタル製の66年式スタイルのデジタルメーターへ換装されています。 スピードメーターとオドメーターはkm表示。その他、水温計(摂氏表示)油圧計・電圧計・燃料計、そしてタコメーターも内蔵しています。 結構なプライスの製品だそうですが、「マイルと華氏の表示にどうしても慣れなかった」という現オーナーさんが機能優先のために個人輸入して換装されたとのこと。 エアコンはVintageAir製(R134a対応)を装備しています。 初代マスタングの場合、純正品としてはオプションでクーラー(コンソール中央吹き出しのみ)しか存在しませんが、VintageAir製のエアコンはデフロスターとしても使用できるので、雨天時のウインドウ曇り止めにも効力を発揮します 。 最近まで、調子が今ひとつだったようですが、2009年10月に修理をしてガスも補充し、現在はキチンと効くようになっているようです。 センターコンソールは社外品です。初代マスタング専用のサドル・クルーザー・コンソールという製品で、肘掛け兼小物入れと助手席側にドリンクホルダーが2つ付きます。 また、センターコンソール上にはEdelbrock製インジェクションシステムのコントローラーを設置。これで燃調などをセッティングできるそうです。 ETC内蔵のDVDナビゲーションを装備しており、CDを聴くことも可能です。 純正のラジオ&カセットは、アメリカと周波数が違うことでラジオが使用不可なため電源をつないでありませんが、マスタングのロゴがデザインしてあるのでインテリアとして残してあるそうです。 【エンジン周り】 ‘65年式のマスタングには直6の200cui(3.26L)エンジンも存在していましたが、この個体はV8の289cui(4.73L)エンジンです。 また、前オーナーによって2バレルキャブからEdelbrock製インジェクションシステムへ換装されていました。 キャブレター調整のストレスがないコンピュータ制御のエンジンになっています。 これは現オーナーさんが、この個体を購入する理由の一つになったそうです。 ちなみに、このインジェクションシステムは、パーツ一式+取付工賃で50万円ぐらいはかかる高価な製品とのこと。 始動はインジェクションだけにセル一発でかかります。 踏み込めばV8エンジン特有の太いトルクを発揮して加速してくれるそうです。 燃費は乗り方にも左右されるでしょうが、現オーナーさんは東京都内の下道で5km/Lぐらい、高速道路では7〜8km/Lぐらいとのことでした。 ラジエターは、現オーナーさんによって大型のアルミ製のものへ交換されています。 メカファンだけでなくフロントグリル側には電動ファンも設置するなど、定番の水温対策が施されていました。 また、2009年10月にウォーターポンプを交換済みです。 エギゾーストマニホールドは社外のヘダースへ換装。 ホワイトのアルミ蒸着塗装が施されています。 車体下ではHパイプでつながれ、リアはデュアルで排出されています。 スパークプラグはNGKのイリジウムプラグに換装。 エアクリーナーはK&N製の湿式タイプへ換装。 オイルパンはMilodon製8クオートサイズの大型のものへ換装されています。 エンジンのオイル漏れとしてにじみ程度は見られます。 また、若干オイルも食うそうですが、この年代のV8エンジンではありがちなこと。 自身でオイル交換をされる現オーナーさんは、時々オイル量をチェックして減っていれば足しているそうです。 【AT・足回り関連】 ATは純正のC4(3AT)ですが、B&M製「Trans-Pak 」を組み込み済み。 Trans-Pakはアクセルをグッと踏み込んだ際にギアを保持して高回転まで引っ張れるパーツだそうです。 また、AT自体は2007年にリビルトキットによりOHされているとのこと。 パワステは2007年にOHされ、パワステポンプのみ2008年に交換しています。 フロントの足回りは、ブレーキからアームに至るまで2007年に新品へ交換済み。 フロントブレーキはディスク化されています。リアブレーキ(ドラム)も、2007年にOH済みです。 フロント・リア共にアンチスウェイバー(スタビライザー)を装着。 サス・ショック共に社外のものへ換装されていますが、ショックはそろそろ交換したほうがいいかもとのことです。 【その他】 見た目は、60年代のマスタングですが、細部に渡り「近代化」されており、まさに足に使えるクラシックカーに仕上がっています。 現オーナーさんは、これまで走行中に止まってしまうような故障はなかったそうです。 水温に関しては対策を施しているので、余程のことがないかぎりオーバーヒートは大丈夫でしょうとのこと。 ただ、旧い車なので日頃からメンテナンスに気を配ることはおすすめします。 メンテナンスや修理の履歴は、現オーナーさんの把握しているものは全て、お渡していただけるそうです。 また、Edelbrock製インジェクションシステムのマニュアル(英語版)と、ダコタデジタル製のメーターパネルのマニュアル(英語版と現オーナーさんによる和訳版)、そしてETC内蔵DVDナビゲーションのマニュアルもお渡しいただけるとのこと。 余談ですが、この車は、福原美穂さんのCDジャケットに出演しているそうです。 オーナーさんの所有期間の整備記録は以下の通りです。 ■2007年1月 ・ デフオイル交換 ・ フューエルライン交換 ・ クーラント交換 ・ RブレーキOH ・ ATリビルトキットにてOH、ミッションマウント交換、ATF交換 ・ パワーステアリング一式OH、ベルト類一式交換 ・ ヘダース加工&交換、マフラーパイプ加工製作 ・ エンジンマウント交換 ・ Frロアアーム、アッパーアーム等一式交換 ・ Frブレーキ(ディスク)交換 ・ Frホイールアライメント調整、ハブベアリング交換 ……ほか、書ききれませんが計235万円相当(明細あり) ■2008年6月 ・ パワステ関連(ポンプ・ベルト・フルード)交換 ・ ACベルト交換 ■2009年5月 ・24ヵ月点検 ・ PCVバルブ交換 ・ デフオイル交換 ■2009年10月 ・ エアコン修理 ・ ウォーターポンプ交換 ■その他メンテナンス 現オーナーさんは、3ヵ月or3000km走行でエンジンオイル&オイルフィルターをご自身で交換し、オイル&フィルター交換の2回に1回はフロント足回りのグリスアップを実施されています。 今年になって引っ越しをされ、自宅と駐車場が離れてしまったため、売却を希望しています。 ほかにもアメリカ車やバイクなどを保有されていることもあり、このまま駐車場で眠らせていては可愛がってきたマスタングが可哀想だということで泣く泣く売却を決意されました。 現在、車はマンションの地下駐車場に保管され、2週間に1回程度はエンジンをかけるようにされています。 車は世田谷区にあります。 個人の為、諸費用はかかりません。 自動車税(月割)とリサイクル料(13910円)のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD OUT |
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