エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る



フェラーリ ディーノ308GT4
1974
年式
車検
23年3月
走行
98,213km
備考
並行車、ディーノ・ブランド(初期モデル)、エアコン、ETC、カンパニョーロ製アルミホイール
長さ
4300mm
1780mm
高さ
1210mm
重量
1340kg
排気量
2920cc
取材日2010年9月

ディーノ308GT4は、スモールフェラーリたるディーノ206/246GTを継ぐモデルとして1973年10月にデビューしました。
フェラーリのデザインは皆さんご存じのとおりピニンファリーナに委ねられていましたが、308GT4に限ってはカロッツェリア・ベルトーネによってデザインされました。
その直線的なデザインはベルトーネの代表作であるランチア・ストラトスやフィアットX1/9に近似したラインを持ち、スタイリッシュでモダンなデザインは好評を博しました。
ライバルとなるランボルギーニ・ウラッコと同様にミッドシップでありながら緊急用のリヤシートを設けた実用的なGTであり、官能的なエンジンと優れたハンドリングはまぎれもないフェラーリの魅力を備えていました。

エンジンは、308の名前の由来どおり3リッターのV8ユニットを搭載、最高出力は255PSを発生、ディーノ246GTと同様に横置きされました。市販フェラーリとして初めてのV8ユニットは、246GTの65度とは違い、90度のバンク角を持ち、静粛性に優れたコグベルトを採用していました。(実用性があるということですね)

1975年3月に、2.0リッターモデルの208GT4が追加となります。これは当時、2.0リッター以上は高い税率がかけられたイタリアの税率の関係から追加となったモデルです。

当初ディーノと呼ばれていましたが、1976年からはフェラーリ・ブランドで販売されることになり、フェラーリ・スタイルの5本スポークのアロイホイールを履くことになります。これによりディーノ・ブランドは消滅することになりました。1980年、ピニンファリーナ・デザインの新たな2+2ミドシップ、モンディアル8に後を譲りフェードアウトします。

今回ご紹介するモデルはディーノ308GT4です。現オーナーさんは約1年前にショップで購入、休日のドライブカーとして楽しまれてきたクルマです。初年度登録は1979年となりますが1974年生産のヨーロッパ仕様のディーノ・ブランドのクルマです。レジスタを調査したところ輸入元はシーサイドモータースだったそうです。(当時、コーンズはありません)

ボデーはスチール製、きれいな状態を維持されていると思いました。塗装の焼けなども見当たりませんでした。でもボデーペイントの専門の方が見られると気になる個所は出てくるかもしれません。まずはご自身の目で確かめることをお勧めします。
フロントスポイラーはワンオフで作成したものです。ノーマルのディーノにはありません。でもきれいに仕上げてあり、違和感はありませんでした。車高が低いせいでフロントアンダーを擦った跡があります。
リヤのコンビネーションランプに割れがありました。これは購入される方が決まりましたら交換いたします。

インテリアもきれいな状態を維持されていると思いました。シートの破れなどはありませんでした。インパネパッド上部に割れなどもありませんでした。天井の垂れもありません。
オーディオはカセットラジオが縦置きに装備されていました。カセットの可動は確認していませんがラジオは聞けることを確認しました。

機関に不具合はないということです。取材当日、助手席で試乗させていただきましたが気になるところはありませんでした。ノーマルの点火系はツインディスビですがフルトラに変更されていました。また、クラッチもノーマルはノンアシストですがパワークラッチを装着されていました。こう書くとクラッチペダルが凄く軽いと思われますが普通の踏力が必要です。(国産とは違います)
燃焼系は40Φのダウンドラフトウェーバーが4基備わっています。タイミングベルトは今年の3月に交換しています。ブレーキもオーバーホールを実施しています。

そして特筆すべきはエアコンが効くということです。取材はとても暑い日となりましたが、エアコン吹き出し口から冷えた風が顔面に当たるのです。感激しました。いや感動かも。

オーナーさんが所有しているメンテナス歴を以下に記します。
2006年12月
・点火プラグ交換
・フーエルフィルター交換
・ワイパーモーターASSY交換
・エンジンオイル、フィルター交換
・トランスミッションオイル交換
・ブレーキオイル交換

2009年3月
・タイミングベルト交換
・クラッチシリンダー交換
・エンジンオイル、フィルター交換
・トランスミッションオイル交換
・ブレーキオイル交換
・冷却水交換

2010年5月
・ブレーキオーバーホール
・ブレーキマスターシリンダー交換
・ブレーキローター研磨
・ブレーキパッド交換
・クーラーガス入れ替え(ノンフロン:COLD12)
・キャブレター調整
・エアフィルター交換
・点火プラグ交換
・ラジエーターキャップ交換

基本的に雨の日は乗りません。
屋根付き車庫に保管。

車両は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
ボデーカラーはロッソコルサです。
直線的なスタイルは現代のクルマとは大きく違いますね。でも魅力的です。
   
意外とタイトな空間だなと感じました。
でも狭くはないのですが・・・そう感じるのは天井が低いせいかもしれません。
リヤシートは幼児用か荷物置きと考えた方がよさそうです。
ステアリングはノンオリジナルです。
エンジンの仕様です。
エンジンの種類:水冷式V8 DOHCエンジン
排気量(cc):2926
最高出力(PS/rpm):255/7700
最大トルク(kgm/rpm):30/5000
トランスミッションは5速マニュアルです。
タイヤサイズは205/70R14、ホイールはカンパニューロ製のアルミホイールです。
スペアタイヤはコンパクトタイヤです。
4カ国語併記のオーナーズマニュアルがあります。
   


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ


愛車無料査定 車保険 車売却 廃車引き取り
    エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る