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デ・トマソ・パンテーラ GTS仕様
1973
年式
車検
18年2月
走行
56,000km
備考
国内ワンオーナー
長さ
4300mm
1820mm
高さ
1120mm
排気量
5760cc
取材日2004年10月3日

キッチリ直してこそ、そのクルマが楽しめる、が信条のオーナーさんが、徹底的に手をかけてきたパンテーラです。 外観はとにかくキレイ! 手間とお金がかなりかかっている事が、一目見ただけでも感じ取れました。

外装がオリジナルなものが少ないですが、このクルマは当時フォードとの結び付が強かった、GTSの仕様に仕上げています。 スーパーカー世代の筆者も、パンテーラと言えば、この赤黒ツートンのスッキリしたエクステリアがイメージとしてありました。 ベースとなった車両は内装の程度が良かったため、天井を張替えた程度で、オリジナルを保っています。 それ以外の外装、機関はかなり手が入っており、全ては書ききれない、との事でしたので、主だったものを挙げておきます。

【外装・装備】
ボディは一度ドンガラの状態にして、板金、塗装が施されています。 特にエンジンルームのキレイさは圧巻でした。 エアコンの配管の処理もボディ内部に這わせる等、気を遣ってあります。レストア途中の写真は保管されていますのでご確認できます。 この手のクルマでも快適性は必要でしょう。 もともと無かったエアコンはしっかり装着されていました。 こちらは全て新品パーツを使っています。 ヘッドライトにはHID(Hi,Lo切り替え式)を装着しました。

【エンジン・足回り】
エンジンは一度オーバーホールしてから、チューニングを施しています。 こちらはパンテーラのスペシャルショップであるスーパークラフトにて行われており、そちらには使用されたパーツ類等の詳細は保管されていますので、ご覧になればレベルもご理解頂けるはずです。 またオーバーヒート対策として、スーパークラフトオリジナルのクーリングシステムが装着されており、オーバーヒートは無縁との事でした。 エンジンにはマイクロロンXA、ミッションにはコンパウンド90が投入されています。 フィーリングとしては、乗っていて楽しいエンジンを目指したそうで、非常に良く回る、ほぼ理想通りに仕上がったそうです。 
足回りにはニューショック、ニュースプリング、ニューブッシュ、またブレーキには前後ビッグローター、ビッグキャリパー(ウィルウッド製スーパーライト)、マスターシリンダー、クラッチにはツインプレートクラッチを奢っています。 ホイールは純正と同じデザインの17インチ、タイヤはピレリPゼロです。 

その費用は大まかに、ボディ関係で200万円以上、エアコン60万円以上、タイヤ・ホイールで80万円、エンジン関係で400万円くらい、クーリングシステムで60万円、合わせればその費用は1000万円近く掛かっているそうです。

実はこのクルマ、某雑誌でパンテーラの特集で10ページにわたり、掲載された経歴があります。
レストアには3年程費やし、その後完成してから未だ走行が1500km程度とエンジンのナラシも途中といった具合です。 徹底的に手が入れられていますので、このまますぐに乗れることは間違いないでしょう。 程度の良いパンテーラをお探しの方はオススメしたい1台です。

たまに乗りますので、距離は若干延びます。

実車は東京都小金井市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
 
   
室内にプーリー部がせり出しています。これがパンテーラの特徴です。
   
  タイヤも迫力のサイズです。
マフラーはアンサのGTS用のオリジナルです。跳ね上げタイプで迫力満点です。こちらは排ガス規制前の登録ですので、触媒の装着義務がないそうです。 ホイールは17インチです。純正の15インチカンパニョーロもありますので、そちらはお付けいたします。
   
  クーリングシステムはフロントにあります。
エンジンルームはとにかくキレイ。こうして見ると、ミッドシップである事がよく分かります。点火系はMSDです。
  エアコンのシステムです。
   
輸入車雑誌の特集の登場しました。「吹け上がりが滑らかで、加速は強力・・・」等のインプレッションが掲載されています。


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TEL/090−3340−4615

またはEメール↓にて
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