1986年の発売から1992年まで製造されたXJ40系のボディを纏ったダイムラーダブルシックス。
この個体は1991年12月頃に製造され日本に渡ってきた1992年モデル。一般的には後期型と呼ばれるモデルです。
前期型との違いはABS装備、エアコンユニットの変更、バッテリー搭載位置の変更が主な点だそうです。
最終型も存在しますのでこちらのモデルはセミファイナルモデルと呼ぶのでしょうか。
英国車が大好きでジャガー系車両を複数台所有するオーナー様、こちらの車両を行きつけのショップで見付けました。
聞くところによりますと過去のオーナー様にもかなり可愛がられ丁寧に扱われた個体だったとの事で購入されたのが平成26年の事です。
購入後に気になるところを整備しながら現在に至りますがガレージ整理の一環として今回売却をすることにしました。。
**ボディ**
色は人気のブルックランズグリーンと呼ばれる緑。ボデイは艶もあり目立つ磨き傷や劣化もなくとても良い状態です。
ただ細かな引っかき傷が、ドア下部等に数か所見受けられます。
ボンネットにマスコットを取り付けている車両をよく見かけますがこちらの車両には珍しい事に取付歴(穴)がありません
メッキのモールや樹脂部品に関しても26年経過とは思えないほど良い状態です。メッキのバンパーには細かな点錆び(シミのような点錆び)
が見受けられますがよく見ないとわからない程度です。下回りも気になる錆びや打痕、引掛け傷はありません。
サンルーフは未装着ですので雨漏り等の余計な心配は要りませんね。
足回りは純正ホイールにダンロップ製215/70-15の組合せ。気になる傷はありません。
**機関**
ジャガー製V12エンジンは走行距離の少なさも相まって静粛かつスムーズ。流石12気筒エンジンです。
3速ATミッションにも滑りは見受けられずスムーズに変速していきます。大排気量のエンジンの組合せで静粛性は抜群です。
始動性も問題ありません。
ウィークポイントであるイグニッションコイルはエンジン中央部から左側に移植され、尚且つスペアも装着されトラブル時の対策は万全です。
トランク内に配置されている燃料ポンプとフィルターは交換されたばかりとの事です。
**内装**
パーチメントと呼ばれる明るい内装です。汚れが目立つ色ですが運転席を含めとても良い状態です。
コノリーレザーには気になる皺やヤツレ等は見受けられません。後席に関しては使用感は殆どありません。
かなり綺麗な部類ではないでしょうか。ルーフにも垂れや汚れもありません。
ダッシュボードに痛みはありませんがウッドパネルにはヒビが見受けられます。
特にセンターコンソール部分が多いのですが剥がれは見受けられません。
純正の毛足の長いフロアカーペット希少品だそうで普段は取り外しているそうです。
**電装品**
純正のクルーズコントロールとドライブコンピュータを装備しています。
オーディオは純正AMFMカセットに社外後付けのSONY製CDチェンジャーを装備。
エアコンは普通に稼働します。ETCも装備されておりますのでこのままお付けします。
電装系で特に不具合が出ている事はないそうです。
**付属品**
純正工具・ジャッキ
純正オーナーズマニュアル他
**取材後記**
助手席での試乗をさせていただきました。V12の振動のないスムーズな加速と静粛性は26年経過したとはいえ健在。
内装の仕上げと品の良さはさすが英国車。まるで応接室に居るようでした。
走行距離が6万キロと少ない上に車検残も長く(H31年7月まで)本国同様の右ハンドル。
こちらの車両で正統派英国サルーンの扉を開いてみては如何でしょうか。
車両は栃木県鹿沼市にあります
状態維持のために若干距離が増えることがあります。
個人のため、諸費用はかかりません。リサイクル料は現オーナー様が負担します。
自動車税(月割り)は新オーナーさまのご負担をお願いいたします。