シトロエン　ディアーヌ６の紹介です。
ディアーヌは、シトロエン2CV(1948年-1990年)の代替モデルとして1967年に発表されました。デザインは1959年にシトロエンに吸収されたパナール社（1890年−）のデザイナーによって行われました。ただ、市場は2CVの後継車ではなく、2CVの高級版として受け止めたようで、2CVは相変わらず売れ続けました。ベーシックな2CVは1990年まで、やや高級なディアーヌは1983年まで製造されました。
オーナー様は、小さな補修を始めて楽しんでいましたが、ひょんなことから東京の方の旧車を引き継ぐことになり、駐車スペースを作るために売却をするようです。

◆外装◆◆
色はオレンジがかったレッドです。塗装の状態は年式相応で"ピカピカ"ではありません。
所々タッチペンの様な修整跡が見受けられます。また、左側後方ドアに小さな凹みがあり、左フロントフェンダーにキズが見受けられました。
ソフトトップは綺麗な状態で雨漏りも無く、正常に開閉可能な状態でした。"バタンコ"付きですから、シートに座ったままソフトの前部だけを簡単に開け閉め出来ます。

◆内装◆◆
内装は当時そのままで、天井のタレ、目立った汚れは見当たりませんでした。
シートはすれも見当たらず、全て綺麗な状態でした。2CVと同じようにゴムベルトのシートと長いストロークのサスペンションのおかげでフンワカな乗り心地です。
2CVの"やや高級車"ですので、内装はシンプルです。ステレオやエアコンはありません。
助手席側の外気吹き出しコントロールレバーが破損していますが、コントロールは可能です。
英国仕様です。メーターはマイル表示、右ハンドルです。
ETCは付いています。

◆機関◆◆
エンジンは602ccと現在の軽自動車と同じ排気量となります。
始動は問題なく一発始動でした。マフラーは穴も無く綺麗な状態です。
4速MTは現代では無いシフトチェンジ方法で大変面白く思えました。
プラグコードは新しいコードに変えられています。

☆現在履いているタイヤには溝は残っていますが、サイドに割れがあり、貴重な新品のミシュランX 125R15を4本お付けします。
☆COVERITE社のDyane用ボディカバー（４層構造/裏面起毛ライニング/ＵＶ紫外線カット）をお付けします。

構造的には2CVと同じですので、パーツの入手は国内でも可能ですし、メンテナンスも2CVを診てくれるお店なら大丈夫でしょう。以下は利用したことがあるパーツ販売店です。
http://montecarlo.cart.fc2.com/
http://citroparts.com/

車は千葉県市川市にあります。
個人の為、消費税はかかりませんが、月割りの自動車税とリサイクル料（\9,740）のご負担をお願い致します。