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BMW M5 (E28) 1986 年式
車検 27年7月 走行 147,000km 備考 並行車 複数オーナー 左ハンドル 5MT エアコン ナビ ETC
長さ 4620mm 1710mm 高さ 1390mm 重量 1430kg 排気量 3450cc
取材日2015年2月7日

BMW5シリーズの2代目に当たるE28、今となっては5ナンバーに収まるボディサイズに大きめの排気量のエンジンを載せた贅沢な仕様が見られ、逆スラントノーズ、ブラックスリットのフロントフェイスに個性的なフラットなボディラインは、80年代を感じるに十分なモデルと言えます。

そのE28 にあって謎めいたラインナップが存在します。控えめとも言えるボディに強心臓のMパワーを押し込んだM5がそれです。聞くところによると生産台数は2418台だそう、M1ベースのエンジンを載せた5シリーズは、当時少数のオーナーに向けられた特別仕様の感が強く表れています。

年式は86年、ここ日本には並行で入ってきた本国仕様です。聞くところでは、当時ディーラー車ではパワーがセーブされていたスペックは、本国仕様では本来のスペックとの事で、数値で表すとディーラー車260psに対し、286psのパフォーマンスだそうです。

平成19年8月に約132000kmの距離でショップより購入されました。以降は走りにポイントを置いたメンテを経て、現在のコンディションに至ります。

このクルマの肝となるエンジンは好調を維持しています。過去にはチェーンテンショナーの破損によりヘッド周り、いわゆる腰上をOHしているとの事です。トラブルらしいものはその一度きり、他は消耗品の交換を中心にメンテを行ってきました。例を挙げますと、

・エンジンマウント交換
・ラジエター交換
・フューエルポンプ/フィルター交換
・エアフロメーター交換
・デスビキャップ/ローター交換
・イグニッションコイル交換      などなど

特にOH後はより調子が良くなったそうで、現在も不具合は感じておりません。

エンジンとともにM5としてチューニングが加えられた足回り、また駆動系も手を入れています。
・ビルシュタインショック4本交換
・コントロールアーム交換
・プッシュロッド交換
・タイロッドエンド交換
・ミッションマウント交換
・プロペラシャフト交換
・アキュームレーター交換
・マスターシリンダー交換
・前後ディスクローター/パッド交換

ディスクローターはそろそろ研磨の時期との事です。
尚、フロントショックがOH用に1セットありますので、お付け致します。

外観にヘコミやサビなど大きく傷んでいる状況にはありません。ただ、部分的にヤレを感じました。目に付くところでは左Rコーナーに補修跡があり、小キズも散見されます。 モールやメッキ類にもクスミが見られます。
フロントガラスは交換済みです。

内装は全体的に使用感があります。シートに破れやヘタリは見られません。ただ、内張りとともに使用なりの汚れが見受けました。ダッシュは数カ所に割れがあります。天井に垂れはありません。

クーラーはガス抜けの状態だそうです。修理にはエバポレーターの交換が必要との事です。

サンルーフの開閉動作は問題ありません。

右Rのパワーウインドウが不動です。モーター交換で直るそうです。

距離はオドメーターのギアを対策用に交換していますので、実際はここから2000km程度は多いようですので、参考値と致します。

事故歴は現オーナーさんではないそうです。過去は不明ですが、見たところないと言う検証済みです。

ナビ、ETCはこのままお付け致します。

リサイクル券(18500円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

若き頃よりMTでブラックのスパイダーザガートか本国物で希少色でもあるアルピンホワイトのM5を探していたと言うオーナーさん、どちらか早く見つかった方に乗ろうと決めていたところ、ほぼ5年の歳月を経てこちらのM5に出会い、希望に存分にかなった事から即購入を決めたものでした。M5と言えばそのほとんどがブラック、クルマの性格上レーシーな雰囲気を醸し出すアルピンホワイトに惹かれたものでした。また、せっかくのM1の血筋のパワーユニット、やはり本来のスペックを感じたいとの事から本国フルパワーを求めた結果も、購入に際しオーナーさんの趣向にマッチした個体であったと言えましょう。そのM5の乗り味をうかがうと、魅力はやはりエンジンフィーリングに尽きるようです。それは低速をまるで無視したかのような、回す程に楽しめる特性との事で、3000回転を超える吹け上がりは何者にも得難い、気持ちの高揚を禁じ得ないものだそうです。足回りは当時としては卓越したもののようですが、それも時を経て、今となってはかえって古典的なフィーリングとして味わえるようになり、当時のMの名にふさわしいパフォーマンスを存分に楽しんできた様子です。とここまで書けばおおよそ想像がつくかと思いますが、オーナーさんは走りを楽しむ派、少し乱暴な言い方をすれば走る以外の部分はどうでもよく、つまりは内外装には頓着しない事、それぞれにヤレをそのままにしているのも、オーナーさんの趣向の表れと理解すべきでしょう。本来至高の走りを楽しむだけに購入したもので、そんなハイパフォーマンスを味わうべく、それはほぼ深夜のドライブにて得てきましたが、ここ数年は多忙で街乗りしか出来ず、走れないストレスが日に日に大きくなりつつあるため、お好きな方に引き継ぎたいとの意向から売却の運びとなりました。Mの血統を継ぐE28の最強セダン、キレイより走りを望むオーナーさんと意を共にする方に向けた1台です。

実車は東京都調布市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
ウエザーストリップも傷みがあります。  
タイヤサイズは前後とも205/55-16 トランクコーナーの補修跡。
オリジナルでタコ足を備えます。日本仕様とのスペックの違いはこれにあるとの事。 控えめなボディのボンネットを開けると6連スロットルの圧巻の光景。


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