コンディション上々なマルニターボです。
非常にキレイな仕上がりを見せていますが、それもそのはず2007年にレストアを受けたばかりのクルマで、そのコンディションの良さは誰もが認めるところだと思います。
マルニターボのスペックはKKK製ターボチャージャーとシェーファー製メカニカルインジェクションで170psを発生、最高速は公証で211km/hをたたき出しています。 ワイドタイヤを収めるべくFRP製オーバーフェンダーを装着、大型エアダムやリアスポイラーで武装し、スペックに恥じないルックスを伴っています。
初年度登録75年のディーラーよりデリバリーされたクルマのようです。
ディーラー車の特徴としてオーバーフェンダーが法規の関係でパテ埋め仕様だったそうですが、こちらはあえてビス止めに戻すなど細かなディテールにも拘ったレストアがなされている印象です。
外観はレストア後間もないこともあり非常にキレイです。
塗装の状態も申し分なく、元々キレイな状態でしたが現オーナーさんが購入後すぐにガラスコーティングをしており現在も美しい輝きを放っています。 こちらのコーティングはグレードが高いものだそうで、6年間の持続性があり、保証書も付いている内容だそうです。
特徴でもある反対に描かれたturboのロゴは前オーナーの好みでしょうか、装着されていません。
また前オーナーの手によりメッキパーツは交換されており、こちらもサビなど見られずピカピカの状態です。
内装もしっかり手が入っていると見え傷みの類は見られません。
特徴的な朱色のメーターパネルの鮮やかさが目を引きます。 シートもキレイで座った感じもヘタリはなく見た目以上のホールド性です。 その他ダッシュ、カーペット、天井とも全く問題なしです。
エンジンはオーバーホールを受けているとの事。 その後の走行距離は前オーナーから伝え聞いたものを積算しても1800km程度です。 よってトラブルなく好調を維持しています。
ただ電装系が多少弱くなっていたこともあり、最近レギュレーターとオルタネーターを交換して対処しています。
その他はオイルとフィルターを交換、作業はBMWのディーラーで行ったそうです。
エンジンルームも非常にキレイですので、油脂類の汚れなどによる雰囲気がスポイルされるような心配もありません。
距離は実走行と聞いていますが、オーバーホールされている事もあり参考数値として下さい。
ミッションは標準で4速との記録がありますが、こちらは5速が装備されています。
パターンはローのポジションがリバースです。 シフトは非常にスムースに操作できます。
オーディオはCDチューナーです。
ターボタイマー、ETCが付属します。 レーダー探知機は取り外します。
リサイクル預託金と自動車税の月割りはご負担をお願いします。
マルニでは有名なショップにてレストアがなされています。 前オーナーがその仕上がりの良さに惚れ込み即購入決めたと言うほどのコンディションだったそうで、現オーナーさんにおいてもそこに購入の決め手が存在したそうです。 ショーモデルとして仕上げたらしく、入念に手が加えられている印象が強いです。 乗り込むとシートは剛性感のあるホールド性に長けたもので、真っ先にオレンジのメーターパネルが目に飛び込んできます。 シフトは操作もスムースでパターンも雰囲気を盛り上げます。 クラッチも比較的軽く操作できました。 動力性能こそ現代のクルマと比べるものではありませんが、ポジションや操作性、エアロやオーバーフェンダーをまとったルックスは往年の雰囲気に浸れることでしょう。 オーナーさんは購入後まだ間もないですが、複数台お持ちのため車庫事情によりやむなく売却を決断するに至りました。 マルニターボ自体少量生産であるため大変希少なモデルですが、これだけの状態が保たれているのはさらに少なく、その希少性も相当高いと感じました。 コンディション重視でマルニをお考えの方は一考の価値ありです。
【更新】
新たに車検を取得しました。
点検・整備も行い現在不具合は見られません。
実車は埼玉県川越市にあります。