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車検 30年10月
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走行 70,000km
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備考 D車、ブリリアントシルバーメタリック、フルオリジナル
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長さ 4100mm |
巾 1800mm |
高さ 1960mm |
重量 2210kg |
排気量 3600cc |
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取材日2018年2月 |
大変希少なAMG G36のご紹介です。
オーナーさんはジムニーから始まり、パジェロ、パジェロJトップ、70プラド、Jeepラングラー、40ランクル、G320と様々なクロカン4駆を乗り継いでこられましたが、今回出品のG36ショートはどの部分を見てもトップクラスの出来であり、まさに4駆の王様と絶賛されておりました。
車両詳細については後述として、取材時に筆者が感じたのは、「メルセデス・ベンツらしさ」でした。
有名なフレーズ「最善か無か」をまさに全身で表現しており、往年の完成形とも言えるオーバークオリティー感満載の最後の世代、そのオーラともいえる雰囲気を基本としながら、更にAMGにより洗練された高級感と力強さがその理由です。
また、状態について極上の部類に入るコンディションで、正直、マイナスポイントを探しましたが私にはわかりませんでした。
以下、オーナーさんから詳細なコメントと思いを頂いておりますので掲載致します。
1995〜1997年の3年間だけ、G320に搭載していた3200ccの直列6気筒M104エンジンをAMGがチューンして3600ccにボアアップした仕様であるG36が販売されていました。
重い車重に対応すべく高回転型からトルク重視型にチューニングされており、最大出力は258馬力になっています。
当時の正規インポーター、ヤナセ傘下AMGジャパンでは90台程度しか輸入されておらず、うちショートボディーは30台であったとされ希少性が高いモデルです。
ショック・スプリング・排気系すべてがAMG専用で、内装はAMGの専用1995.6年モデルは260kmメーター、特に1997年モデルは280kmメーター、そしてウッドパネルにAMGロゴと創設者のサインがプリントされており、ボディー両側面と背面タイヤカバーには蛇を模したAMGデザインのストライプとAMGロゴが入っているのも特徴です。
以下、現車の特徴です。
AMG専用デカール 専用サスペンション 専用サイド2本出しマフラー 専用エンブレム 専用280kmメーターパネル 専用ウォールナットウッドパネル
フルオリジナル 禁煙車
ブラックレザー ヘタリなし 傷 染み しわなど無し この時代の革はたいへんいいです。
オリジナルホイール がり傷など無し
オリジナルフロントグリル
サンルーフ
機械式4速AT
クルーズコントロール
フロント左右シートヒーター パワーシート
ミラーヒーター
フォグライト
ETC
キーレス2本
純正付属工具一式全て
整備記録は一部のみ 取扱説明書一式 純正革製書類ケース
G320での足りないトルクを補っているG36は間違いなく名車ですし個人的にはW463の中では最高の一台ではないでしょうか。
ただ、市場に出回っているG36は、ショートにしてもロングにしても、オリジナル性が損なわれたものが多く、バンパーが同色に塗られていたり、ホイルが変わっていたり、ウィンカーレンズがクリアに変えられていたり、
日本仕様だけのオリジナルのサイドと背面タイヤケースに入ったデカールがはがされてしまっているG36などは時折ネットで見かけますが、新車当時からのオリジナルを保っているG36はまったく見当たりません。
この車はオーディオはもちろんのこと、フロアマットもAMGロゴ入りの新車時のオリジナルです。
AMGモデルと言えば55や63などV8の大排気量エンジンが主流ですが、90年代前半から半ばにかけてはフィーリングの気持ちよい直6エンジンも多数リリースされていました。
中でも今だに支持されている人気のエンジンがG36の搭載する名機、AMG社製のM104型直列6気筒エンジンです。
E36TやC36にも搭載され、信頼性、フィーリングともに評価の高いエンジンです。
104E36型 直列6気筒 DOHC 3605cc 最大出力258/5750rpm 最大トルク 36.2kgm/4000rpm
このエンジンはアクセルを踏み込んでいくことで予想以上の力と加速フィーリングを感じます。高回転での伸びは良き時代のAMGエンジンの最高の楽しみです。
アイドリングは静かですが、走り出すとものすごい勢いで豪快なサウンドを奏でます。
この名機を搭載したのはG36AMGで、特にショートはならではの回転性の良さとストレスのない走りが魅力です。
ちなみにゲレンデのショートボディーにAMGエンジンが搭載されているのはこのG36だけです。
私は、過去に2002年式のV型エンジン搭載のG320ショートも所有しましたが、エンジンフィールは圧倒的にG36に軍配が上がります。
また、状態がたいへんいいという理由もありますが、内装の雰囲気、高級感も圧倒的にG36が上だと思います。
使用感のない、まったくのオリジナルを長年探してきました。
近いものには何度か出会いましたが、どこかがいじられてオリジナルでなくなっていたり、状態が悪かったりでしたが、2017年春にまったく使用感のないオリジナルコンディションのこの車に出会い、即決しました。
納車前にコーティング施工 メルセデスベンツでの点検実施 メルセデスの103 104など直6エンジンの定番オイル漏れポイントであるエンジンフロントカバーのパッキンも交換済み、タイヤは前オーナーが2014年に交換済みでしたのでそのまま装着しています。まだまだ山はあります。
月に4回ほど、週末のみの使用。 屋根あり車庫保管。少し乗るたびに手洗い洗車をし、乗り込む際もシートをいためないように最新の注意を払ってきました。
またウォールナットの部分のコンディションもすばらしかったのでスマホ画面の保護シートを張っています。
長く乗るつもりでしたので大切に大切にしてきました。
G36AMGはもう金輪際出てこないような特別な名車ですし、これからの自動車業界では間違っても製造販売されないでしょう。
またこの車は個人的には、日本に現存する最高のコンディションのG36ショートだと思っています。
今回、他にも所有車両もあり、保管場所の関係でどうしても手放すこととなってしまいました。
この車の価値と魅力を理解できる方にお譲りしたいとの事でした。
車は広島県尾道市にあります。
個人のため諸費用等はかかりませんが、リサイクル料(14,980円)自動車税の月割り分は別途必要です。
※陸送費、登録に関する費用等は別途必要です。
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
SOLD OUT |
画像クリックで拡大出来ます |
フルオリジナルのAMG G36 |
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素晴らしいコンディション |
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サイドデカールもきれいに残っています。 |
希少なショートボディ |
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往年のメルセデスらしさがにじみ出ています。 |
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左ドア |
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フロアマットもきれい |
大きなダメージもなく良好 |
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97年のみ280q/hメーター |
オリジナルカセットデッキ |
天井もきれいです。 |
リアシートへのアクセス |
リアフロアマットもオリジナル |
新車のようなリアシート |
金庫のようなリアゲート |
十分な広さのラゲッジスペース |
工具、ジャッキも完備 |
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右ドア |
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ダッシュボードもきれい |
AMGサイン付きウッドパネル |
清潔感満載の車内 |
当然きれいな状態 |
インシュレーターもダメージ無し |
今では貴重な直列6気筒エンジン |
フロントデフ付近 |
右フロント足回り |
左フロント足回り |
左リア足回り |
右リア足回り |
プロペラシャフト付近 |
AMGサイド2本出しマフラー |
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「最善か無か」 |
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