Ｗ１１６は、メルセデス・ベンツとして初めてSクラスと正式に命名され、１９７２年から１９８０年まで製造・販売されたモデルです。

当時の最新技術により、乗員部分を特に強固にしたうえで事故時の衝撃は前後のボディで吸収するようにしたセーフティセル構造を取り入れ、インテリア面ではパッド付のインパネやドア内張りが採用されるなど、従来から大幅な安全性向上を実現しました。

１９７８年以前のＷ１１６は、欧州の排ガス基準により若干パワーダウンを余儀なくされていたのですが、１９７８年以降は燃料装置の改良によって本来のパワーに戻っています。

今回ご紹介するのは、完成度の高まった最後期モデル(１９８０年)。
インジェクション仕様の２８０ＳＥです。

実はこのメルセデス、現オーナー様が平成29年10月にエンスーの杜を通じてご購入されたお車です。
車検が切れた状態で購入され、ご購入後に車検を取得してまだ４ヶ月しか経っておりません。
「それなのに何故手放されるの？どこか不具合や気に入らないところでもあったの？」と、気になるところだと思いますが、ご安心下さい、そうではありません。

このメルセデス、内外装もとても綺麗でメンテナンスもきっちりしており、とても良い車ですので、掲載直後から問い合わせも多かったのですが、早いもの勝ちというようなかたちで今回のオーナー様が購入されることとなり、良い買い物をしたと、とても喜ばれていらっしゃいました。
ただ、実際にお車を持ち帰ってみると、ご自宅の車庫が狭く、また、ご自宅から大通りに出るまでの道路も狭く、取り回しに難儀するとのことで、惜しくも手放されるとのことです。

車の程度、説明等に関しては、まずは前回の記事をご覧ください。高画質画像もそのまま残しております。
http://www.enthuno-mori.com/benz/20170928benz/

今回の掲載より約４ヶ月程前の記事であり、その後、走行距離も200Km弱しか走っておりませんので車の状態は前回取材時とほぼ同じと考えていただけたらと思います。

以下、前回記事から変更があった箇所について、記載いたします。

【外装】
上品なベージュのボディは元々綺麗な状態でしたが、ご購入後に磨きをかけられており、前と変わらずか、あるいはそれ以上かと思う程に綺麗です。

【内装】
前回取材時と同じく、内装の程度については文句の付けようも無く、年式を考えると驚くような綺麗さです。

【機関】
車検切れで購入されましたので、購入後に車検を取得されました。前オーナー様もしっかりメンテされていましたので、特に大きな出費がかかるような整備はありませんでしたが、マフラーに穴が開いていたとのことで、溶接にて穴を塞いでいます。

前回は車検切れでしたので、動かせない状態での取材でしたが、今回は実際に走ってもらいました。エンジンも静かで滑らか、足周りも異音などなく、見た目の印象と同様に、ジェントルな乗り心地でした。

不具合はクーラー不調です。詳細は前回記事をご覧下さい。
また、ラジオ用のアンテナが収縮ができなくなっており、１５ｃｍ程残ってしまう状態になっています。
この状態でも街中ではラジオは聴けるとのことです。

その他は、特に不具合はありません。

今回、新規で撮影した高画質画像もありますので、こちらからご覧下さい。
(画像右下の「大きいサイズで見る」をクリックすると大きな画像で見られます)
https://yahoo.jp/box/KU7AFk

【取材担当者からの一言】
前回も書きましたが、外装、内装の程度も良く、特にこれだけ綺麗な内装のW116はなかなか出てこないと思います。機関良好で、新たに車検を取得していますので、車検代がいくらかかるのかな？と悩むことなく、安心してご購入いただけるお車だと思います。
前回惜しくも購入できなかった方、再度チャンスが回ってきましたので今度は是非ゲットされて下さい。

実車は長崎県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル委託料金、自動車税（月割り）がある場合は別途頂戴いたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントと取材をもとに作成したもので、わかる欠点なども含めて記事を作成しておりますが、不具合箇所、整備履歴、修復歴などに関して取材時に完全に把握することはできませんし、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。エンスーの杜より無理に購入を勧めることはございませんので、最終的にはご自身でご確認の上、購入をお決め下さい。