世界でも112台、おそらく日本には1台だけであろうという、貴重なお車のご紹介です。
そのお車とは、ブラバス・アルティメイト112 R です。
●ブラバス・アルティメイトシリーズについて
ブラバスのスーパーカージャンルでは最小モデルのアルティメイトシリーズ。
馬力と生産台数をモデル名につけているのが特徴です。
112から始まって120、そして2017年は125馬力と発表されてます。
全世界でも100台程度、日本割当分は数台という貴重な車両です。
●ブラバス・アルティメイト112 R について
かねてからスマートの高性能版で知られるブラバスから、スマート・フォー・ツー・カブリオレをチューンした究極のスマート・フォー・ツーが2009年に発表されました。
ブラバス・アルティメイト112 Rと名付けられたこのスマートの特徴は、「カーボンファイバー、レーシング・ルックス、そしてパワー」。
三菱製オールアルミの1リッター3気筒ターボエンジンは最高出力112hp [82.4kW] /5750rpmと最大トルク15.3kgm [150Nm] /3300-3900rpmにまで引き上げられ、0-100km/h加速は9.5秒、最高速度は170km/hでリミッター作動という性能を得ています。
このパワーを受け止める足回りは、車高調整付きスポーツ・サスペンションによって30mm低められ、18インチのブラバス・モノブロックVI ダブル・スポーク・ホイールに前205/35、後235/30というタイヤを履いています。
ステンレス製のスポーツ・エグゾーストはアルミ製テールバイプをセンターから2本出し。スマートにパワーだけでなくスポーティな排気音も与えています。
ボディは、クリア・コーティングされたカーボンファイバーがBピラー下部、フラップが加えられたフロント・スポイラー、ロッカーパネル、リア・ディフューザーに用いています。
内装もレーシーな仕上がりになっており、スピードメーター、タコメーター、時計の各ベゼルとウインカー・レバー、ドア・ハンドルはカーボンファイバー製。
ペダル類はステンレス製、シフトノブとサイドブレーキ・グリップはアルミ製です。
二脚のスポーツ・シートは表皮に滑りにくいアルカンタラが使用され、赤いスティッチと"Ultimate R"のロゴが輝いています。
直径32cmのスポーツ・ステアリングにはF1タイプのパドルが付き手動でギアシフトが可能。シフトに要する時間も短縮されています。 クーペとカブリオレが選べました。
●今回ご紹介する車両について
国内での初年度登録が2011年のブラバス・アルティメイト112 Rです。
お車関係の仕事をなさっているオーナー様は3年程前にこのお車を手に入れられました。
ただ、お仕事で扱われているお車とはまったく方向性の違うお車である点と、餅は餅屋にまかせるというポリシーからご自身では手を入れておりません。
メンテナンス・12ヶ月点検・車検等はヤナセに完全にまかせているそうです。
1・外装
外装色はノーマルのスマートとは異なるランボルギーニの純正色BIANCOISIS(ビアンコイシス)と同色です。通常のホワイトより白が際立つ真の真珠色です。
完全ガレージ保管で普段乗りには使用しないため、非常に良いコンディションです。
専門のボディショップにて定期的にクリーニングとコーティングを施しています。
クーペでしかも貴重なグラスルーフです。状態も良好です。
上記のとおり、随所にカーボンパーツが奢られ、独特のエアロも相まって、ノーマルのスマートとは異なる迫力を得ています。
とはいってもそのボディサイズから、スマートの持つかわいらしさも残っています。
2・内装
上記のとおり、鮮やかなレッドが特徴的です。内装も綺麗に保たれています。
ステアリングもノーマルとは異なるレーシング形状の小径のものが採用されています。
ステアリングのレザー部分にもスレ等はありません。
シートはおそらくオプションと思われるレッドのケーニッヒ製のスポーツタイプのオールレザーシートがガッチリと体をサポートします。
なんと、シートヒーターとわずかのリクライニングのためにパワーシートが奢られています。運転席サイドサポート部分にわずかに使用感がある以外は非常に綺麗な状態です。
3・機関
前述のとおり、油脂類等の定期的な交換等のメンテナンス・12ヶ月点検・車検等はすべてヤナセで実施しています。
過去の整備履歴では唯一、下廻りからのオイル滲みを完全に修理した以外は、定期的なメンテナンスに留まっており、現在不具合はございません。
3段階のモード切替がついており、ノーマルでも十分早いのですが、さらに上の二つのモードは危険なくらいな加速が可能となるそうです。
4・足回りその他
オーナー様の走行距離が少ないこともあり、タイヤの山も十分で、ホイールにもガリ傷等は確認できませんでした。
低く固められた足回りもしっかりしており抜け等はございません。
●取材者私見
オーナー様のご厚意により助手席で同乗走行させていただきました。外観からは想像できないくらい居住性はよいように感じました。
足回りもしっかりしており、エンジンも気持ちよく回ります。
モードを切り替えながら軽く加速してもらいましたが、背中がシートに張り付く位の強列な加速でした。ノーマルモードでも十分速いので上のモードでフル加速したらある意味、危険な速さなのではないでしょうか。
まさに大人の遊び道具(おもちゃ)というのがぴったりなお車でした。
●最後に
その希少性とその小さな外観とはうらはらにスポーツカーをもかもれるほどの動力性能を持ったまさに羊の皮を被った狼のキャラクターが気に入っているオーナー様ですが、最近はあまり乗る機会がなくなり、大事に引き継いでくれる方がいらしたら、ぜひお譲りしたいとのことで今回の掲載となりました。
走行距離も少なく、なかなかお目にかかれない大変貴重な車両です。この機会にぜひご検討ください。
●ご見学について
以上は取材者の私見にもとづくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご確認の上でご納得いただいてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学は購入をご検討されている方に限らせていただきます。
車は東京23区にあります。
個人売買のため、消費税はかかりませんが、リサイクル料金と自動車税月割相当分をご負担いただきます。
追記 2018年3月
車検を更新しました。
車検はたっぷり2年残っております。
オーナー様ご厚意により価格は据えきです。