【C107メルセデスベンツSLCについて】
オープン2シーターのSLをベースにホイール・ベースを2460mmから2820mmに延長し、リヤシートと固定式のルーフを与えたクローズド・クーペ、これがSLC(450SLCは2815mm延長)です。
1971年10月に350SLCがSLより半年遅れで登場、次いで73年3月にはエンジンを4.5リッターに拡大強化した450SLCが加わり、74年7月には廉価版の280SLCが追加されます。機構上はSLや他のメルセデス・サルーンと軌を一にするもので、3種のエンジンもSLと共通で、車重は50kgほどアップしますがカタログ上の性能データは同一です。
77年秋には240PSを発生するアルミブロックの5リッターV8ユニットを搭載、ボンネットとトランクリッドにアルミパネルを使用して軽量化を図った高性能版の450SLC 5.0が、BMW635CSiやポルシェ928に対抗すべく加わります。80年春、SLとともにV8ユニットの換装と細部の変更が行なわれて380SLC/500SLCとなり、450SLC5.0がドロップします。翌81年、フランクフルトショーでデビューしたフル4シータークーペのSEC(80年登場のSクラス・サルーンのクーペ版)に後を譲ることになりました。
ちなみにSLがR107と呼ばれるのに対し、SLCはC107と呼ばれます。
【今回ご紹介する車両】
今回ご紹介する車両はメルセデスベンツ380SLC、ウエスタン自動車ものです。
オーナーさんが購入するときは既に5.0Lエンジンと4速オートマに換装してあり、オーナーさんはそのパワーに魅了され、購入に至ります。
外装はベンツのチューニングメーカーとして有名なロリンザー製のエアロパーツが装備、足元もロリンザー製アルミホイールを履いています。サスペンションはローダウン、ワイドタイヤを履いていますので迫力のあるSLCとなっています。
現オーナーさんは半年ぐらい前に購入、しかし家族構成の変化により余儀なく売却へ、エンスーの杜への売却依頼となりました。
【ボディ】
ボディに錆などはなくクリアも残っていますのできれいな状態でした。メッキパーツも曇りもなく、よい状態だと思います。
リヤクォーターウインドーガラスのルーバーもきれいな状態を保っています。ここの部分は真空処理がしてあるそうでウインドーのシールが弱ってくると中に空気が入り、ルーバーがバリバリになるそうです。リヤクォーターウインドーガラスのモールディングを新品に交換しています。
リヤガラスに空気が混入している箇所があります。(よくある症状です)
フロントウインドーガラスは交換しているようですが現オーナーさんより前のオーナーさんなので原因はわかりません。
そのほかに気なる箇所はありませんでした。
【インテリア】
全体的にきれいな状態を保っています。インストルメントパネルのウッドパネルはある程度の経年劣化が見られました。また、インパネパッドには割れが数箇所ありました。
シートはよい状態だと思いました。特に運転席シートは擦れやヘタリはありませんでした。走行距離が少ないことも影響していると思います。
ステアリングホイールはロリンザー製、シフトノブはウッド製の社外品です。
ナビはエクリプスのHDDが装備、ETCも付いています。
エアコンは気持ち程度効くそうです。
【機関】
エンジンはV型8気筒SOHC、総排気量4973cc、最高出力240PS/5000rpm、最大トルク41.0kg・m/3200rpmを発生します。
ミッションは3速オートマチックから4速オートマチックに換装しています。
特に不具合はないそうです。
【足回り】
ショックはビルシュタイン製、スプリングはメーカーがわかりませんがローダウンスプリングとなっています。特に不具合はないそうです。
タイヤサイズ
フロント 235/45R17
リヤ 255/40R17
【メンテナンス】
以下の記録が残っています。
平成27年3月(ヤナセ整備)
・クーラントサブタンク交換
・ワイパーブレード交換
・エンジンオイル、フィルター交換
・フロント左ロワーアームボールジョイント交換
平成27年4月(ヤナセ整備)
・サプレッサープラグ交換
・イグニッションケーブル交換
・ケーブルプラグ交換
・ケーブルスリーブイグニッション交換
以上です。
ストックパーツがありますのでご紹介します。
・フロアマット(新品)
・ステアリングホイール
・エアクリーナーケース(新品)
更新記事(2017.9.15)
車検が切れましたので値下げします。お求めやすい価格になりましたので、この機会にぜひどうぞ!!
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。