［メルセデスベンツ　２８０SＥ　3.5　クーペ］個人売買情報

重厚かつ優美なスタイルを持つ縦目のW111クーペです。
280のネーミングながら、パワーユニットは3.5リッター　V8を搭載、約3年間のみ生産され、クーペはその数3270台と言われるハンドメイドのレアなモデルです。　

前オーナーが当時アメリカで20年乗っていたもので、それを帰国と同時に持ち帰ったのが、このクルマの日本での始まりです。　日本に来てからの9年間は車検は屋内の車庫にて保管されており、継続するも1年で約20km程度の走行にとどまっており、それを平成18年12月、距離91300マイルで現オーナーさんが直接譲り受けました。　よって国内ではツーオーナーに当たります。

しばらくは走らせていなかったため、購入直後はマイナートラブルがあったそうですが、それもほぼ出尽くしたようで、現在は好調を維持しています。
修理の履歴は明細が残されていますので、内容を抜粋して挙げていきます。

【H19年2月】
インシュレーター交換
ヒーターレバー　コア修理
AT ニュートラルスイッチ交換　他

【H19年7月】
車検整備一式
ブレーキ分解・清掃
ハンドルボックス修理　他

【H19年８月】
エアコンドレン清掃

【H19年9月】
ラジエターコア交換

【H20年3月】
燃料漏れ修理

【H20年9月】
リアアクスルASSY交換
ミッションASSY交換（中古）
雨漏り修理
メーターパネル交換（中古）
ダッシュウッドパネル交換
サブフレームマウント交換
ウェザーストリップ交換　他

【H20年11月】
メーター修理

【H21年5月】
ポイント進角バキュームバルブ交換
ウォーターポンプ交換

【H21年8月】
車検整備一式

【H21年12月】
コンピュータ交換（中古）

【H23年8月】
車検整備一式

これら整備は全てオールドメルセデス専門のガレーヂ３１０にて行っているそうです。

外装はアメリカにある時に純正色にて塗装をしているようです。　ただ、ヘッドライトとグリルの間に塗装の剥がれが確認できました。　また、所々にサビ浮きと小キズが部分的にあります。　その他傷みはなく、ツヤも十分、キレイな状態が保たれています。　屋根はオリジナルはボディ同色ですが、約4年前に塗装しました。　
メッキパーツはサビやクスミもなく、美しい輝きを放っています。　

内装もキレイです。　シートは多少のヤレ見られますが、破れまでには至っていません。　ウッドパネル等は一部傷みがあったものを交換しており良好です。　その他ダッシュ・天井・内張り等も問題ありません。　

エアコン（クーラー）は問題なく効きます。

ホイールキャップは新品交換しています。　こちらは屋根と同色に塗装してあります。

ラジオは備わりますが、アメリカ仕様のため周波数が合わないところがあります。
ラジオに連動するオートアンテナはスイッチを別に設けて動作するようにしています。

リアガラスの熱線は動作しません。

英語とドイツ語の取説、アメリカでの修理履歴の明細と鑑定証があります。

事故・修復暦は現オーナーさんの限ってありませんが、過去のものは分かりません。

純正アルミホイール（スタッドレス付き）がスペア含め5本ありますので、お付け致します。
その他、ブレーキOHキット　ポイント　ミッションシール　リアアスクルシール　オイルフィルター　エアクリーナーエレメント等のパーツがありますのでお付け致します。

ETCはこのままお付けいたしますが、ナビは取り外します。

リサイクル券（15860円）と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

これま3台の280を乗り継いできたオーナーさん、コンパクトから始まり、このシリーズの乗り味にハマってしまったそうです。　そこで是非乗ってみたいと思ったのが、こちらの3.5クーペでした。　やはりV8エンジンに魅力があったそうで、また生産台数の少ない、ハンドメイドと言う希少性の違いが購入へと導かれたポイントです。　取材時にはこの乗り味を是非体感してほしいと、運転をさせて頂きました。　たっぷりとしたサイズの、オールドメルセデス独特の座り心地をもたらすシートに乗り込みいざスタート。　第一印象もしばらく走らせても、その感想としては意外や普通に乗れると言う事でした。　パワステ、AT、しっかり効くクーラー、これらは現代での使用でも不備のないもので、トルクフルなV8エンジンと優美なボディ、クラシカルな内装を持つのは、こちらはさらに余裕が付加された印象です。　実は普段はオーナーさんの奥様が買い物の足として使用しているそうで、見切りや取り回しの良さは、メルセデスの実用性の高さをあらためて感じるものです。　多少塗装の傷みが見られるため、その分の修理コストを見込んでの価格設定したものですので、コンディションと比較してお買い得感も感じられるところです。希少性と実用性を兼ね備えるメルセデスを望まれる方は、選択肢として加えてみるのはいかがでしょうか。　

実車は東京都三鷹市にあります。