［ＡＭＧ　G60　500GE　6.0　AMG］個人売買情報

500GEをベースにAMGによってトータルチューンされた、大変希少なG60のご紹介です。
特別なオーダーにより製造されたのは数台といわれ、当時の販売価格は2,000万円を越えていました。
国内への正規輸入はわずか3台であり、その中でもオプションをフルコンプリートしているのは恐らくこのお車だけでしょう。
現在のオーナー様で3人目となるそうで、新車購入された某プロ野球選手が“全部のせ”としてオーダーされたらしく、ガードやエンブレムは全て装着されています。

オーナー様はこれまでずっとドイツ車に乗り続けられており、その完成度の高さを評価されています。
そのドイツ車の中で、次に乗る車として希少なモデルはないかと探されているときに、このG60に出会ったそうです。
三重県のショップから販売されていることを知り、居ても立ってもいられず急いで実車を見に行き…気が付けば勢いで購入に至ったとのこと。多少の予算オーバーではあったそうですが、その分を支払って即決で購入されたそうですから、見る者を惹きつける計り知れない魅力に満ちたお車ですね。
購入されから8年が経っていますが、主に週末の移動にご家族で使われる程度であまり走行距離は伸びていません。
また、屋根付きのガレージで保管されているため、購入後の痛みは最小限に抑えられているそうです。
愛着もあり大切にされてきたお車ですが、もし探されている方がいればお譲りしたいとのことで掲載となりました。

◆◆外装◆◆
さすが軍用車といえる、がっしりした骨格です。
それでもガード類にメッキのパーツを使うことで、街並みに上手く溶け込んでいます。
デビュー当時から現在まで好調な販売を続けている理由が分かりますね。

さて、このG60はフルコンプリートということで、四方がメッキのガードに囲まれています。これはいかにも頑丈そうで外観をより力強いものにしており、メッキの状態も良く痛みは見られません。特別な車であることを示すエンブレムやデカールは数多く、存在感は充分でしょう。塗装のコンディションはコーナー部分にわずかな気泡と、ピラー部分に1センチ大のシミが見受けられた以外では気になるところはありません。
ボディ全体にしっかりと艶がありますので、もう一磨きしてあげることで抜群の状態になりそうです。

◆◆内装◆◆
外装同様にとてもしっかりした作りこみです。
ボディサイズが大きいですから、車内はゆったりひろびろとしています。シートの大きさは日本人には大きすぎるほどで、長時間座っていても快適でしょう。広大なラゲッジスペースには2名分の跳ね上げシートが取り付けられており、大人数での移動も可能です。
内装については外装以上に素晴らしいコンディションです。
運転席の座面に使用感は見られるものの、他の部分は使用感すらあまり感じないほどです。
割れが出やすいウッドパネルも傷すらなく、良好といえるでしょう。
フロアマットやカーペットも傷みはありませんから、大切に乗られてきたことが伺えますね。

◆◆機関◆◆
V8エンジンをAMGが6リッターまでサイズアップし、フロントに詰め込んでいます。
エンジンルームは隙間がないほど目一杯となっていますが、その恩恵であるパワーといったら“凄まじい”の一言。
爆発のようなパワー感ですが、誤解のないように言えば自然吸気の大排気量エンジンらしいモーターのように継ぎ目のない加速です。
この“余裕”を味わってしまうと、他の車では物足りなくなってしまうことでしょう。
また、これだけのパワーを受け止めるため、サスペンション、ブレーキともAMGによって強化されているのは言うまでもありません。
現在までに一通りのメンテナンスを受けてきています。
記録の中で目に付くところではエンジン・AT・パワステからのオイル漏れを修理し、関連部品を交換されています。
また、突然エンジンが始動しなくなったことがあるそうで、イグニッション周りを76,600km時にリフレッシュされています。
その他にも車検などの整備はあったそうですが、8年間の所有期間を考えれば故障は少ないとのこと。
現在ではトラブルは全て解消し、とても良い状態になっているそうです。

◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご好意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。
まず、とてもゆったりとした乗り心地に眠くなってしまいそうです。重量級ボディのために揺れや振動が少なく、たとえるならば巡洋艦という感じでしょうか。高い視点からは見晴らしが良く、思ったより静粛性が高いことも乗り心地のよさを際立たせているでしょう。

自慢のエンジンですが、都内ではなかなか全開にするチャンスはありませんね。
少し踏み込むだけでスッと進みますから、アクセルは足を乗せているような感じでしょう。
この手の車種が苦手とする高速巡航時には大きな助けとなってくれることと思います。

気になるような音もなく、コンディションの良さが感じられる同乗走行でした。

◆◆取材を終えて◆◆
いや、これは凄い車ですね。
希少性は言うまでもなく、こんな車を作ってしまったという“時代”が羨ましく思います。
ぱっと見ただけでは分からない限定車の魅力をお求めの方、いかがでしょうか？

現在も使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。
なお、リサイクル券\13,200の全額負担と、自動車税\96,800の月割り負担をお願いいたします。

保管場所　東京都