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アウディ クワトロ(ビッグクワトロ)
1984
年式
車検
21年4月
走行
62,900km(中古並行車のため参考値)
備考
中古並行ヨーロッパ仕様車/国内2オーナー/LHD/5MT/フロントライト国内仕様に換装済み/パワステ/エアコン/シートヒーター/サンルーフ/ケンウッド製CD1DINユニット/純正アルミホイール・純正ステアリングホイール付属
長さ
4400mm
1720mm
高さ
1340mm
重量
1330kg
排気量
2140cc
□■ アウディ クワトロ(ビッグクワトロ) ■□
WRC、ラリーに関心のある方なら、WRC史上初となった女性の優勝ドライバー、ミシェル・ムートンの駆るアウディ クワトロ(スポーツ クワトロ)の雄姿が目に浮かぶかもしれません。

4WD車は重量を増加させるだけ、構造が複雑でトラブルリスクが高く、整備性も劣るとされていた70年代を経て、80年代の訪れとともに投入された4WDのクワトロ。
当然、疑念と注目を一身に集めました。

しかし1981年、クーペをベースにしたフルタイム4WD、ブリスターフェンダーの特徴的なシルエットを持つクワトロは、投入まもなくWRCを制し、その後の2年間は連戦連勝。
83年にはドライバー部門の年間タイトル、84年にはドライバー部門とコンストラクター部門での年間ダブルタイトルを獲得するなど驚異の活躍を続け、その後今日まで続く4WDラリーカーの方向性を決定付けてしまいました。

今回ご紹介するお車は、2140cc、203馬力を発生するヨーロッパ仕様のクワトロ。
整備士の方から購入、その後も同じ方に見ていただいているという、大変状態の良いお車です。


□■ 外装 ■□
ジウジアーロデザインのすっきりとした直線と、控えめながら確かな存在感を示すブリスターフェンダーのボリューム感が絶妙のシルエット。ボディカラーのホワイトが清涼感を引き立てます。

一見するとノーマルそのままのようですが、目立たないところにしっかりと手をかけておられ、大切にされてきたことが伺われます。

フロントのライトは、車検に対応した光軸調整のため日本仕様のユニットに交換されており、リアのコンビランプも、ベースとなったアウディ クーペの色調の明るいものに交換されています。純正のリアコンビランプはガーニッシュのものと同様にスモークでしたが、あまりにものっぺりとしたリア周りに嫌気して交換したものとのこと。

リアのナンバーステーも加工されています。
余裕の無いナンバー周りのため普通に日本のナンバーをつけるとナンバー灯が隠れてしまうのですが、国内仕様車と同様にナンバー左右にナンバー灯を増設、国内ナンバーを違和感無く取り付けられるようになっています。

サンルーフもしっかり稼動。
リアのワイパーが不動とのことですが、そもそも使うような局面もほとんど無かったとの事。リアガラスの熱線も生きています。

傷については、ボンネットに飛び石傷をタッチアップした跡がある程度。
リアバンパーにも接触跡、擦り傷がありますが、若干押されたもの、かすったものといった程度。補修もされており、あまり目立ちません。
これらは、お写真からご確認ください。

ホイールは社外BORBET。タイヤの山も十分です。
このほか、純正のアルミホイールも付属します。


□■ 内装 ■□
メーター周りに配されたスイッチ類が、80年代のスポーツカーらしい造型。
当時の正規輸入車は1280万円ものプライスタグがつけられていたそうですが、それにしては素っ気無く、とはいえ強烈にスパルタンともいえない内装です。

クワトロ4WDを制御する、センターデフの表示板がセンターパネル下部にあるのが、らしいといえばらしいところ。
この虚飾を廃し実用性を優先した素っ気無さが、かえって特徴的といえるかもしれません。

quattroのロゴが入ったダッシュパネルにはヒビも無く、大変良好な維持状態。
シートにも破れやヘタリは見当たりません。
壊れている車の多い前席のシートヒーターも、きちんと作動します。
R12ガスを使用するエアコンも問題なし。最近の国産車などと比べると効きが弱い気がするそうですが、気になるほどではないとの事です。


□■ 機関・電装・足回りなど ■□
前述のとおり、整備士免許をお持ちの前オーナーから譲り受けられ、現在も見ていただいているというお車。
この前オーナー、このビッグクワトロの前にもビッグクワトロにお乗りで、現在もビッグクワトロをお持ちという大変マニアな方。
現オーナー様の手にわたってからは、3000キロほどしか走っていないとの事ですが、整備の手を緩めることは無かったそうです。
自分のクワトロ用に確保してある部品を使って整備したなどのお話を伺うにつけても、その可愛がり様は伺われます。

機関・電装・足回りなどに関しては、現在特に不具合はありません。
オーナー様いわく、『この時代のいわゆる「ドッカンターボ」の強烈な加速は今の車には無い魅力。それが安心して楽しめる車だと思います』とのこと。
実際始動性も良好、意外に静かに、大変スムーズに回るエンジンが印象的でした。

クワトロに関しては、走行中の不用意なセンターデフ操作などによって不調を抱える個体がありますが、このお車はほとんどセンターデフを操作することも無く、丁寧に乗られてきたお車です。センターデフに起因するトラブルもありません。

この車種の持病として取りざたされる、パワステオイルが漏れやすい症状も、パワステオイルの漏れ防止剤の注入施工などの対策が行われており、現在問題ありません。

フロントのブレーキは、2008年5月にオーバーホールしたばかり。
次のオーナー様にも、不安無く乗っていただける仕上がりとのことです。


□■ その他 ■□
前オーナーから譲り受けて5年。
ほかにもエンスーなお車をお持ちの現オーナー様の下では、なかなか走行距離が伸びない状態。
決して状態が悪いわけでもなく、良い状態を保っているのに、5年間で5000キロにも満たない走行距離でいるのはもったいない、大切に乗ってくれる好きな方がいらっしゃればとのことで、今回のご出展となりました。

80年代ラリーカーの雰囲気を今に伝えるビッグクアトロも、近年状態の良好なお車は少なくなってきました。
デルタ・インテグラーレ、セリカGT-Fourなどと並び、未だその勇名を馳せるクワトロ。ぜひご検討ください。

◆休日にはドライブに使用されているそうで、若干距離は伸びます。
◆以上の記事内容は、現オーナーさんのコメントをもとに作成されたものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。ご了承ください。
◆個人からの出品ですので、消費税はかかりません。
◆2006年4月より、自動車税の月割返還が廃止されました。そのため、購入者の方は名義変更月以降の自動車税をご負担いただきます。
◆リサイクル料金はご購入者の方のご負担となります。あらかじめご了承ください。

◆お車は栃木県小山市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
  ナンバーの取り付け位置に、ナンバー灯を設置するなどの加工がされています。欧州仕様そのままだと、日本のナンバーを取り付けるとナンバー灯が隠れてしまうんですね。
斜め後ろから見ると、ブリスターフェンダーの広がりが印象に残ります。デルタなどに比べれば控えめですが、実物はその存在感をしっかりアピールしています。
リアバンパー左のへこみとその補修跡。右には軽い擦過跡があります。
ボンネットに、飛び石傷をタッチアップした跡があります。 アルミホイールは社外BORBET。
下回りも綺麗にされており、錆などは見られませんでした。 大変丁寧に乗られており、サイドシルのプレート、quattroのロゴも綺麗に残されています。
シートにへたり、汚れ、破けなどは見られません。 クーペスタイルでも後席を犠牲にしない、80年代ジウジアーロのデザイン。大人がしっかり座れる後席が用意されています。
はがれやすいサンルーフの内装材ですが、しっかり補修されており、たれ下がりなどは見られません。 ダッシュボードにも割れなど無く、大変良好な保存状態。
リアオーバーハングの長いデザインのおかげか、奥行きのある実用的なラゲッジ。スペアタイヤが収納されるため、横方向にはちょっと窮屈?  
turboの刻印が誇らしげ。消耗品、樹脂部品に劣化などは見られず、換えるところは換え、しっかりと手を入れておられる印象のエンジンルーム。 純正のアルミホイール、純正ステアリングホイールが付属します。
   


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