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◆アルファロメオジュリアスーパーについて
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アルファロメオ「ジュリアシリーズ(105/115系)」は、戦後の量産モデル「ジュリエッタシリーズ(101系)」の次世代モデルとして登場しました。最初に登場したのは1962年のジュリア・ベルリーナというセダンです。その後、ジュリアスーパーや廉価版のTI1300、大ヒット作となったクーペ版スプリントGTとそのレーシングスペシャルGTA、そして2シーターのスパイダー・デュエット、更には純レーシングGTのTZなど数多くの発展モデルが派出し、一大シリーズを形成することになりました。
今回ご紹介するジュリアスーパーは、後にデビューしたクーペなどと比較され、"醜いジュリア"と呼ばれる個性的なボディデザインをしていますが、実際は本格的な空力テクノロジーが導入された世界最初のサルーンの一つです。現在でこそ当り前の風洞実験もこのクルマが発表された当時は極めて珍しいものだったようです。このボディに組み合わされるエンジンは、ジュリエッタ用の1300ccアルファ・ツインカムを1600ccにスープアップ、新たに5速ミッション、4輪ディスクブレーキ(最初期型を除く)など当時の先進テクノロジーを贅沢に盛り込んだ車両です。ちなみにジュリアという名前はジュリエッタの姉貴分ということで名付けられました。
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◆ご紹介する車両について
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この車両の初年度登録は平成16年7月、イタリア本国からの並行車です。
現オーナーさんは、日本でツーオーナー目となり、ファーストオーナーの方が約9年所有後、現オーナーさんのところに来て約5年となります。
現オーナーさんはセダン好きの方で他にもセダンを2台所有していらっしゃいます。
また、このジュリアスーパーは初期モデルのため、フロントグリルにあるアルファの盾が上下で2分割されています。希少なモデルとお聞きしました。
個体は、イタリア本国で内外装、機関ともレストアされたようで、全体的なコンディションは大変良いと感じました。
休日のプチドライブとして楽しんで来られましたが他にも面倒を見る車があり、好きな方がいらっしゃいましたらお譲りしたいということでエンスーの杜への掲載となりました。
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◆ボディ
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ボディは全塗装されています。
クリアも残っていますので全体的にはきれいな状態です。
メッキパーツもきれいな状態でした。
ジャッキアップポイントもしっかりと残っています。
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◆インテリア
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内装もきれいな状態です。フロント及びリヤシートの表皮は非常に状態がよく、張り替えてあると思います。ドアトリムも同じ生地を使用しています。
メーター類は可動しますが、時計が不動のようです。
パーキングブレーキはなつかしいステッキタイプです。
インパネにあるラジオは不動ですが、助手席シート下にCDデッキが置いてあります。
アンテナはリヤシャルフに室内アンテナがありました。
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◆機関
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アルファロメオ伝統の4気筒DOHCエンジン、キャブレターは40Φウェーバーが2個、5速マニュアルとの組み合わせ、オリジナルの状態です。
エンジンの始動はスムーズでした。アイドリングも安定しています。
バッテリーはキルスイッチが装備していました。
エキゾーストマフラー(スチール製)は現オーナーさんが交換しています。
オイルパン部にオイル漏れは見当たりません。きれいなオイルパンでした。
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◆足回り
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オリジナルの足回りです。サスペンションの個々のパーツには埃、汚れが少なく、しっかりとした形に見えますので一度はオーバーホールをしていると思われます。
サスペンションブッシュは現オーナーさんが交換しています。
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◆メンテナンス
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特にトラブルはないそうです。車検整備の記録が少しありました。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。
更新記事(2019.7.7)
車検を取得しましたのでたっぷり2年間乗ることができます。車検時の整備はウインカースイッチを新品に交換したぐらいです。また価格を据え置きとしましたので実質の値下げと同じです。初期モデルのジュリアスーパー、ぜひこの機会にお手元に!!
更新記事(2019.10.2)
価格を値下げしました(350万円→330万円)。7月に車検を通したばかりですが、そろそろ次の車に手を掛けないと・・・・セダン好きな方には堪らないジュリアスーパー、イベントの季節到来、ぜひこの機会に!!