【 アルフェッタGTとは 】
1960年代のアルファロメオの主力車種「ジュリア」の後継モデルとして、1972年５月にアルフェッタが登場します。
アルフェッタという名前は、戦後のグランプリシーンを席巻したティーポ158/159の愛称で「小さい（な）アルファ」という意味だそうです。
当初は4ドアセダンの「ベルリーナ」のみの販売でしたが、2年後の1974年5月には、あの有名なジウジアーロがデザインしたクーペ「GT」が発表されます。
アルフェッタGTはセダンのシャシーを使いながらホイールベースを11センチ縮めてハンドリングのよさを追究し、レースをやってきたアルファロメオの伝統的な走りのイメージに近い車です。
そして走りの性能と並び立つ大きな魅力がそのスタイリングです。ノーズを長く見せつつ、独立したトランクを見せないファストバックスタイルとスパッと断ち切られたリアエンドの組み合わせ。
低い位置に構えたフロントグリルに大きなアルファロメオエンブレムをはさんで配置された丸型4灯式ヘッドライトも印象的です。
またボンネット先端はヘッドライトの上だけ少しカットされて躍動感を演出するデザイン性は、さすがジウジアーロといった感じでスポーツクーペの見本のようなスタイルです。

【 当車について 】
・ジウジアーロのデザインをこよなく愛するオーナーさんが平成23年に専門ショップよりワンオーナーカーとして購入されました。
・伊藤忠オート物のディーラー車です。
・走行距離は10万キロ台が無い5ケタ表示のため不明とさせていただきます。
・購入後のメンテナンスも専門ショップにて行われています。
・現在、機関に不具合はありませんが、WEBERツインキャブ車ですので季節毎のキャブ調整は必要かと思われます。
・外装の塗装の状態も良好ですが、何箇所か小さなエクボがあります。
・左前バンパー部分を擦った時にバンパーと左前フェンダーを交換されています。
・内装もキレイで天井の垂れも無く、ダッシュボード等の割れもありません。
・当時の日立製の純正クーラーが装備されていますが、現在はガス抜けの状態で使用していません。
・オーディオも当時のラジオカセットが装備されていますが、電源は入りますがカセットの動作は未確認です。
・電動ラジオアンテナの本体は作動しますが、スイッチに不具合があります。
・マフラー・下まわり等にダメージは無くキレイな状態です。
・タイヤも8分山以上残っています。
・取説や整備記録もあります。
・普段はボディカバーをかけて保管されていて、雨天は未使用です。
・全体的に大変キレイで大切にされているのが良くわかります。
・車検付の実動車ですし、コンディション維持のため走行距離は増えます。

【 整備記録 】
（2012年5月26日　走行58625ｋｍ）
・スピードメーターケーブル交換（3350ｍｍの特注品）
・電磁ポンプ取付（エンジンルームに取付）
　（※気泡が発生したため現在は燃料タンク横に移設）
・機械式ポンプ取り外し・メクラ蓋作成取付
・配線取り回し接続・リレーキット取付
・フューエルタンクセンサー交換

（2012年7月　左フェンダー交換）
・フロントバンパー交換
・左フロントウインカーレンズ交換
・左フロントフェンダーパネル交換
・左サイドリピーター交換

（2012年10月25日　走行58625ｋｍ）
・右ドアインナーハンドル枠交換
・エンジンオイル交換
・オイルフィルタ交換

（2013年6月9日　走行59935ｋｍ　ミッションOH実施）
・メインギヤシャフト分解・1+2+3速シンクロリング交換
・1+2速＆3+4速シンクロスリーブ交換
・インプットシャフトオイルシール交換
・ギヤシフトシャフトオイルシール交換
・ミッションオイル交換（ワコーズ80W-120W）
・リアマフラーハンガーゴム交換
・左リアブレーキキャリパー分解オーバーホールキット交換
・左右リアドライブシャフト分解・ブーツ交換
・ドライブシャフトブーツバンド交換（大）
・ドライブシャフトブーツバンド交換（小）
・ドライブシャフトグリース交換
・サイドブレーキケーブル交換
・エキマニダウンパイプガスケット交換

（2013年10月12日　走行60463ｋｍ　ペラシャフト周り修理）
・ペラシャフトリアカップリング交換
・ペラシャフトカップリングインナーブッシュ交換
・ブレーキフルード交換（ガルフDOT4）
・ブレーキマスターシリンダー交換（フルード漏れ有り）
・冷却水交換

（2013年10月27日　走行60463ｋｍ）
・エンジンオイル交換
・オイルフィルタ交換
・ブレーキフルード交換
・ブレーキマスターシリンダー交換
・冷却水交換
・ペラシャフトリアカップリング交換

（2014年5月10日　走行61361ｋｍ）
・エンジンオイル交換
・クーラーガス補填

（2014年6月14日　走行61737ｋｍ）
・右ドアガラスレギュレーターワイヤー作成・交換

（2014年6月29日　走行61737ｋｍ）
・燃料ホース　ナイロンメッシュタイプに交換
・右ドアレギュレーターワイヤ交換

（2015年1月17日　走行62722ｋｍ　ショック交換・フロントブレーキ足回りメンテ）
・オルタネーター＋ウォーターポンプVベルト交換
・エアコンプレッサーベルト交換（長さは現物合わせ）
・左右フロントハブ脱着・ハブベアリングセット交換
・左右ブレーキキャリパー脱着・ブレーキパッドセット交換（フェロード）
・左右フロントブレーキディスク交換（ノーマルタイプ）
・左右フロントショックアブソーバー交換（コニーS）
・左右リアショックアブソーバー交換（コニーS）
・左ステアリングタイロッドエンドブーツ交換
・右フロントアッパーアームボールジョイントブーツ交換
・カウルトップウェザーゴム交換

（2015年3月29日）
・ハザードランプスイッチ交換（インパネ埋め込みプッシュ式）ボッシュ純正

（2015年7月11日　走行63256ｋｍ　エンジンOH実施　クラッチ交換）
・オルタネーター交換
・エンジンASSY脱着・付属部品清掃
・シリンダーヘッド分解・点検・清掃
・シリンダーヘッド修正面研（最少0.08ｍｍ厚み111.9ｍｍ）
・バルブガイド作成・入替・リーマ合わせ
・バルブシートカット・突出し量合わせ・摺合わせ
・エンジンOHガスケットセット交換
・前後クランクオイルシール交換
・インテークバルブ交換
・エキゾーストバルブ交換
・バルブステムシール取付（排気側）
・バルブタペット交換（当り面が磨耗していた場合）
・バルブタイミングチェーン（アッパー）交換
・バルブタイミングチェーン（ロア）交換
・キャブレター分解・清掃・オーバーホールキット交換
・アルミキャブマウントセットに交換・位置調整
・シリンダーブロック分解・点検・付属部品清掃
・ピストン+ライナーセット交換
・クランクメインメタルセット交換（STD)
・クランクコンロッドメタルセット交換（STD)
・スラストメタルセット交換（STD)
・エンジンロックタブセット交換
・ウォーターポンプ交換
・冷却水交換
・エンジンオイル交換（ブラペン20W-50）
・オイルフィルター交換
・ステアリングラック（ギアボックス）脱着・清掃
・ステアリングラック分解・左側ラックブッシュ交換（メタルタイプ）
・左右ステアリングラックブーツ交換
・ショートパーツ・洗浄剤（ワコーズ）
・プロペラシャフトカップリング（センター）交換
・プロペラシャフトセンターサポート交換（ステー溶接加工）
・センターサポートベアリング交換
・エアフィルター交換（35ｃｍ）
・ヒーターホース曲り部分の先端部分交換
・アクセルリンク脱着・20ｍｍブッシュ交換
・エキゾーストフロントパイプ交換
・エキゾーストセンターパイプ交換
・センターパイプハンガーブッシュ交換
・タコメータードリブンギヤシャフトオイルシール交換
・サーモスタット交換（ドロップ式）
・シリンダーブロック＋クランク測定・メタル合わせ点検
・シリンダーブロック3番クランク穴ラインボーリング加工（キャブ側0.15削り）
・エンジンルーム内パネル錆処理・耐熱ペイント
・クラッチキット交換（ディスク+カバー+ベアリング）
・クラッチレリーズシリンダー交換
・クラッチレリーズホース交換（ゴム製）
・インマニバイパスホース交換
・ラジエターロアホース交換
・ギヤシフトリンクダストブーツ交換（破れ）
・クラッチレリーズハウジングダストカバー交換（劣化）

（2016年1月9日　走行63913ｋｍ）
・エンジンオイル交換（オメガ15W-50）
・オイルフィルター交換（ボッシュ）
・リアマフラー交換
・スパークプラグ交換（スーパープラグ3極）

（2016年10月16日　走行64698ｋｍ）
・エンジンオイル交換
・リアブレーキキャリパー調整

（2017年10月8日　走行65554ｋｍ　車検　リアブレーキ交換・フロント足回りメンテ）
・エンジンオイル交換＋添加剤注入（オメガG1 15W-50)
・オイルフィルター交換
・ブレーキフルード交換（DOT4）
・クラッチフルード交換（DOT4）
・トランスミッションオイル交換（ユニオパール80W-90）
・クーラントブースター注入（ワコーズ）
・左右フロントロアアームボールジョイント交換
・リアドライブシャフト脱着・分解・ブーツ交換
・ドライブシャフトブーツ（大・小）交換
・ドライブシャフトグリース交換（オメガ）
・ショートパーツ・洗浄剤（ワコーズ）
・左右リアブレーキディスク交換（ボルト穴10ｍｍ）
・左右リアブレーキパッドセット交換・調整
・リヤキャリパー調整
・左右リアブレーキキャリパー交換（右側オイル漏れ）
・クラッチレリーホース交換（ゴム部からの染み出し）
・右ドアヒンジ調整・立て付け調整（ドア下がり修理）

以上のようにオーナーさんは徹底的に整備して大切に乗られてきましたが、家庭の事情により泣く泣く手放す決意をされました。

車は東京都立川市にあります。
個人ですので消費税はかかりませんが、自動車税の月割りとリサイクル料のご負担をよろしくお願いします。