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アルファロメオ156ロッソコルセ 2002年式
車検 29年5月 走行 99,900km 備考ディーラー車 5AT(2ペダル5MT) レッド 複数オーナー
長さ 4430mm 1750mm 高さ 1410mm 重量 1390kg 排気量 1969cc
取材日2017年2月11日

日本市場にしか存在しない、300台という希少な限定車、ロッソコルセです。

●● ロッソコルセについて ●●

フェーズ1のツインスパーク・セレスピードの右ハンドル仕様をベースに、

・ツェンダー製フルエアロ(フロントスポイラー、サイドスカート、フェンダーアーチ、リアアンダースポイラー、リアスポイラー)
・17インチホワイトアルミホイール
・ストラットタワーバー
・マフラーカッター
・真鍮製スペシャルエンブレム(クワドリフォリオ)

といった、総額60万円ほどのスペシャルパーツが奢られた、日本専用の限定車です。

ボディカラーはその名が示す通りロッソアルファオンリーで、ホワイトアルミホイールとのコントラストが眩しい、派手なツェンダーフルエアロがしっくり馴染み絵になる、レーシーな1台です。

そんな希少価値のある限定車ロッソコルセですが、別な意味でも価値があると言いますか、2002年のマイナーチェンジ以降アルファ伝統のツインスパークが絶版になってしまっていますので、熟成極まったツインスパーク・ユニットの最終型を味わえる156であるとも言えますね。

そして、そのツインスパーク・ユニットの官能的な音と吹け上がりや、4気筒ならではのハナ先の軽さからくる回頭性の良さがパッケージされているのは、日本においては一部のマニアックな人が乗る車という、あまりポジティブではなかったアルファに対するそれまでの認識を一気に吹き飛ばしメジャーな存在へと押し上げた、出色のスタイリングを持つ流麗なセダンボディです。

その流麗かつ凝ったスタイリングを持つセダンボディは、室内空間や実用性と優美さをギリギリのところでバランスさせているという点において、傑作です。

高い実用性を備えたセダンですから、セミATであるセレスピードとの相性も抜群で、イージードライブによってフレンドリーなイタリアンスポーツセダンというキャラクターを得ています。

実用性とイージードライブ、レーシーさとエレガンス、走りの愉しさや官能性、さらに希少性や所有する悦びまで備えた、ある意味とても欲張りなモデルと言えるのが、この156ロッソコルセです。

●● このお車のプロフィール ●●

こちらのお車は現オーナーさんの知人の方が昨年秋にエンスーの杜にて購入された個体ですが、駐車場事情のためやむなく一旦現オーナーさんに譲られ、売りに出されるものになります。

昨秋購入時点でわかっている主な整備履歴を挙げますと、

  2007年2月25日
  サスペンション・ショック交換 KONI
  マフラー交換 bollente

  2009年1月25日
  サーモスタット交換
  ミッションオイル交換

  2009年9月20日
  ブレーキホース交換

  2009年10月10日
  ETC取付

  2010年8月22日
  プラグコード交換

  2010年10月16日
  タイヤ交換

  2011年9月15日 (65,000Km)
  タイミングベルト交換
  ウォーターポンプ交換
  サーモスタット交換

  2011年10月15日
  フロントブレーキローター&パッド交換

  2012年3月10日
  スタビライザーリンク交換

  2012年3月24日
  ドライブシャフトブーツ交換

  2012年8月5日
  キャタライザー修理

  2013年8月24日
  リアブレーキロータ・パッド交換

  2013年11月30日
  バッテリーリレー交換

  2014年1月18日
  スパークプラグ交換

  2014年6月7日
  燃料ポンプ交換

  2016年2月28日 (96,000km)
  タイヤ交換 TOYO DRB 215/45/R17

となっています。
※前々オーナーさんがセルフメンテ&ユーザー車検主体であったため記録簿は残っておりませんので、前回取材時に口頭で伺ったり目視確認したりした上での参考情報となります

そして、昨年秋に購入された時の状態から異なるのは、現オーナーさんによって以下のリフレッシュがなされたという点です。

@都内の工場にて
・リフトアップして足回り、ブレーキ点検、エンジン点検、オイル交換
・アルミホイール鉄粉除去クリーニング、ボディ下回りクリーニング、ボディクリーニング、内装クリーニング

@相模原にあるエンスー車御用達の工場にて
・ラジエーター交換
・サーモスタット交換
・タイミングベルト・ウォーターポンプ周り一式交換
・セレユニットアキュームレーター交換
・サイドブレーキ修理
・フロント左右アッパーアームボールジョイント交換
・フロント左ロワアーム交換

走って愉しむために必要なメンテが施されているのがわかりますね。
このあたりにしっかり手が入っていれば、購入後そのまましばらくは安心して愉しめる確率が高いと言えるでしょう。

イタリア車も156の時代になってからはグッと信頼性を増しており、登場から十余年が経過していますので経年劣化は正直避けられませんが、ツボを押さえたメンテを施すことによって、まだまだその旨味を堪能することは可能です。

ただ、購入後程なくして売却しようと思っているのに、なぜここまで手を入れたのでしょうか。

オーナーさんに確認をとったわけではありませんのであくまで私見ですが、それは、車に対する愛情からではないでしょうか。

過去には、小はフィアットプントスポルティングアバルト1.2、大はシボレーシェビー5.7やデイムラーダブルシックス(5.3,6.0)、ジャガーXJRスーパーチャージドなども所有し、アルファも164L、164Q4、166と乗り継ぎ、現在はディーノ308GT4他を所有する、文字通りアメ車、欧州車問わず根っからのエンスージアストである現オーナーさんの、売却までは良い状態で気持ちよく愉しみたい、売るなら良い状態で引き継いでもらいたいというこだわりを感じます。

オーナーさん曰く、やはり4気筒なのでコーナリングが良く、箱根のような道ではどのV6アルファよりも愉しいし、セレスピードはマニュアルほど疲れずにその愉しさを満喫できるとのこと。
ハイパワー車も色々乗ってきたが、この156ロッソコルセはハイパワーではないのに乗ると本当に面白いともおっしゃっていました。

●● インプレッション ●●

取材時に同乗試乗させていただきましたが、エンジンは異音も感じられず独特のビートを伴いながらストレスなく吹け上がるといった印象です。
一般的な日本車に良くあるサラサラしたフィーリングのエンジンとあえて比較すると、アルファのツインスパークは明らかに"掻き立てる"エンジンですね。

ボディもまずまずしっかりしているといいますか、あまりヤレた感じは見受けられません。
もちろん、ドイツ車のような剛性感とは異なりますが、コーナリング時や段差を乗り越える際などにボディが負けておらずサスペンションが良く追従している感じで、かつてのイタリア車との飛躍的な違いを体感できるとともに、今まで攻めるような走りばかりを重ねてきた、といった使い方をされてこなかったのであろうことを窺わせてくれました。
また、街中での試乗においても変なキシミ音はまず感じられませんでした。

セレスピードはメンテナンスを施しただけあって良好な状態ですが、シフト操作からワンテンポ遅れてチェンジされるそのフィーリングはご愛嬌というか、正直もっとダイレクト感が欲しいなと思わせる部分ではあります。
ただ、シフトダウン時にもブリッピングが入るその様子はトルコンATとは明確に異なり、本質的にMTであることを感じさせてくれるのがくすぐります。

足回りはそのルックスから想像するよりずっと自然というか、ノーマルの156と同等と言っても良いでしょう。
あくまで街中での印象ですが、乗り心地が良好でありつつも、ある程度引き締まっているといった感触です。

●● コンディション ●●

インテリアには経年劣化が散見され、特に運転席サイドサポートの大きめのスレや助手席エアバッグのカバーの浮きなどが目立ちます。
ただ、この時代のイタリア車に良くある内装のベタつきは皆無で、今まで164や166で散々ベタベタに悩まされてきたオーナーさんはいたく感心していました。

外装は、フロントスポイラー下のスリキズや飛び石跡、左側ドアミラーの樹脂の劣化、その他小キズは散見されますが概ね状態良く、劣化しやすい赤い塗装も艶やかさを保っています。
目立つキズやヘコミはありません。

現在大きなトラブルはありません。エアコンもOKです。
前回売りに出ていた際に報告されていたマイナートラブルとしては、

・冬場の冷間時においてルームランプが点灯しない場合あり
・スモールやフォグを点灯させるとセレスピードの警告灯が点灯する場合あり
・エンジンとトランスミッションの継ぎ目にオイル滲みあり

といったものがありますが、上記以外の、その際にはあったセレスピード関係の不調は購入後のメンテによって解消したとのことです。

現在社外マフラー(ボレンテ)と社外オーディオ(パイオニア)が装着されておりますが、いずれもノーマルがありますのでお付けいたします。
また、右側ヘッドライトはやや表面が劣化していますが、程度の良いスペアもありますのでお付けいたします。
その他細々としたパーツやスタッドレス用のホイール4本(ノーマル156純正)もありますので、その意味でも購入後すぐに愉しめる状態ですね。

コンディション維持のため、走行距離は多少伸びます。

●● まとめ ●●

エンスー要素が詰まっていて趣味性が高いのにセレスピードであることによって乗りやすさが高まったお車です。
それは、ファーストカーやファミリーカーとしてAT車である必要がありつつもエンスー心を満たしたい場合にピッタリな選択肢であるとともに、MTだと疲れてしまう、より気楽にドライビングを愉しみたいといった場合の適切なパートナーであるとも言えましょう。
何より、年数が経っていつつも基本的なメンテが済んでいますので、すぐに愉しめるのが魅力ですね。

お車は、東京都千代田区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(16330円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
日本限定300台、希少なロッソコルセです。 
ツェンダーフルエアロが馴染んでいます。 
アルファレッドとホワイトホイールがレーシーですね。 
迫力のリアスポイラーとリアアンダースポイラー。 
同じロッソコルセでも2002年式はバンパーモールが同色になるようです。 
156と言えばこの前期型フェイスに人気がありますね。 
 
多くの日本車がお手本にしたであろう、流麗かつアグレッシブなスタイリング。 
外装の状態は概ね良好です。 
 
右側のヘッドライトは表面の劣化がありますが、スペアパーツも付いています。 
 
フロントは若干の飛び石跡以外、目立つキズはありません。 
 
フロントスポイラー下側にスリキズがあります。 
樹脂の劣化があります。 
 
若干のガリキズはありますが、概ね良好なホイールです。 
音がいい社外マフラー(ボレンテ)。 
リアアンダースポイラーに接触跡があります。 
リア周りも目立つようなキズはありません。 
エンブレムが”Selespeed”から”T.SPARK”に変更されています。 
真鍮製クワドリフォリオエンブレムも白くペイントされているようです。 
取って付けた感のないハイデッキタイプのリアスポイラー。 
右側リアにあるひび割れです。 
156お約束の、ドアノブの曇りです。 
エンジンルームは良好な状態を保っています。 
ハナ先軽くて官能的なツインスパークユニット、156にピッタリですね。 
 
多少汚れの跡もありますが、トランクルームも良好です。 
濃いムラになっている部分は水滴跡です。 
内装にはヤレが散見されますが、年式を考えれば悪くありません。 
一番目立つのは、運転席サイドサポートのスレ、ほつれです。 
助手席側エアバッグのカバーに浮きがある以外は良好です。 
ステアリングの状態はまずまずですね。 
USB/iPod再生専用のAM/FMユニットです(Pioneer MVH-380)。 
セレスピードのジョイスティック、やや痛みがあります。 
 
社外ペダルが装着されています。フロアマットの固定ピンは欠品です。 
 
 
スレが目立ちますが、掛け心地は上々です。 
左側Aピラー上部にあるシミです。 
左側リアのサイドシルにあるスレです。 
リアトレイにあるキズです。  
下回りも概ね良好です。 
 
スタッドレス用にノーマル16インチホイール4本もお付けいたします。 
お付けできるスペアパーツ類です。 
ハンドブック類も揃っています。 
 


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