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アルファロメオ モントリオール
1971
年式
車検
26年4月
走行
57,600km
備考
5MT 左ハンドル ヒーター  中古並行車
長さ
4220mm
1670mm
高さ
1200mm
重量
1270kg
排気量
2590cc
取材日2013年2月28日

カナダ、モントリオールで開催された万博に、プロトタイプとして出展されたのにちなんで名付けられたアルファのGTカー、モントリオールです。
個性的なデザインはかのガンディーニによるもの。エンジンはレーシングモデルのティーポ33のものをベースにデチューンされた2.6リッターのV8、スペックは200hpから220km/hの最高速が謳われています。

ご紹介致しますモントリオールは71年式です。現オーナーさんは国内ではツーオーナー目のようで、前アルファ専門のショップオーナーが前オーナーです。そのオーナーが本国より輸入したもので、それを譲り受けたのが平成6年12月、その際の距離が約30000kmとの事でした。以降は普段使いもいとわず、これまで元気に走ってきました。

コンディションはオリジナルが維持されています。特別なモディファイは加えていません。
では、外装から見ていきましょう。
状態としては、所々に経年によるヤレが存在します。取り立てて右ドアの塗装に剥がれが確認できました。尚、塗装自体は過去にオールペンがされているそうで、オリジナルではありません。ただ、サビやヘコミなどの傷みは認めず、年式相応と言ったところでしょう。

内装も外装同様にヤレを感じる箇所がありました。シートに一部破れあり、ダッシュにはヒビが確認できました。運転席の内張りのパーツが欠品しています。その他はさして問題はなく、個性の際立つ内装です。

エンジンはオリジナルスペックです。これまで走っていて止まった経験は1回のみ、アイドリングが保てなくなったのだそうで、それ以外は大きなトラブルはないそうです。これまでメンテはしっかりしてきましたが、最近のものを挙げておきます。

車検整備一式
配線修理 ヒューズボックス修理
ファーストアイドル調整
油脂類交換   他

その前の車検時にはフルトラ交換とインジェクション調整がメインだそうです。
現在も始動、アイドリング、走行とも不具合は感じず、好調です。

整備は全て前オーナーのショップで行っており、モントリオールに精通している方のようですので、メンテを懸念される方にはご紹介出頂けるそうです。

マフラーのみ変更されています。オリジナルはデールエンドの形状が実情に即さないため、交換しました。ノーマルはありません。

現在油温計が不動です。
また、ドアロックは下がるものの、実際にはロックがされないそうです。

事故歴は現オーナーさんに限ってありませんが、過去のものは不明です。

リサイクル券(13620円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

以前はジュリア2000GTVに乗っていたと言うオーナーさん、そこでメンテに出していたショップにこのモントリオールがあったそうです。聞けばそのショップオーナーが所有しているもので、その佇まいと存在感に衝撃を受け、譲り受ける事となりました。本国より直接輸入しているためヨーロッパ仕様、その特徴として、スピカ製インジェクションが北米仕様と異なり、アイドリング時と走行時の2段制御をする優れものと聞いており、よりこのクルマに造詣の深いショップオーナーへの信頼感も、購入のきっかけになったようです。購入から約10年間は日常的に使用しており、買い物にもこれで行っていたそうですので、そこからも決して扱いにくいクルマではないのが想像できます。当日はそのフィーリングを体感すべく、ご好意で運転をさせていただきました。V8としては小排気量ですので、下から溢れるトルクでと言うような乗り味ではありません。むしろ回転を上げて吹け上がりを楽しむエンジン特性のようです。サウンドも低速ではV型特有のものを感じますが、アクセルを踏み込むに従い、精度のある軽やかさを伴ったものでした。今となってはコンパクトであるものの、V8を収める長いノーズはやはり峠を攻めるような走り方ではなく、エンジンのフィーリングを感じながらのグランドツーリング向きと見ます。また、クセのない操作系は、慣れれば街乗り、普段のアシとして、これまでのオーナーさんのような使い方も十分にこなせそうな印象でした。オーナーさんのモントリオールに対する価値観をうかがうと、アルファの中でも最もマイナーで、決してスポットライト浴びたわけではないながらも、そのデザインとレーシングユニットをベースとしたエンジンなど、しっかりアルファを感じるもので、その取り合わせの希少性に惹かれたようです。約19年の間所有したものの、ここ最近ではめっきり乗る機会が減ったため、売却の意向となりました。アルファの革新的でありながら隠れた存在のモントリオール、オーナーさんの思う希少性に意を共にする方には魅力に映ることでしょう。

実車は埼玉県春日部市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
  ヘッドライトを点灯すると、ルーバー状のまぶたがバンパー下に格納されます。現在は左まぶたが途中でバンパーに引っかかりますので、調整した方がよいでしょう。
やはりイタリアらしいデザイン。 普段はこちらに保管。建物との雰囲気もマッチしています。ナンバーは【 品川 34 】の2桁です。 
シートの破れ。 ダッシュのヒビ
車検証上は定員2名ですが、実際にはシートが存在します。 バッテリー保護のため、トランク内にキルスイッチを備えました。
サイズは前後とも195/70-14 右ドアの塗装の割れ。
 
   


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